多 くのフランス人にとってマンガは日本のイメージを構成する大部分になりつつあります。ワインとチーズでフランスをイメージするように、またフラメンコと聞 いてスペインを思い出すように、キムチと聞いて韓国をイメージするようなものになっています。特に、フランスでは毎年「Japan expo in Paris」が開催され、漫画をはじめとする日本文化が紹介されています。
日本での漫画の捉え方と少し違うと感じることがあり漫画に関するエントリをたくさん書いて来たので、このエントリでまとめます。
- フランスのマンガ人気
フランスでのマンガ人気はフランス在住の僕としては、日々ひしひしと感じているところですが、日本のテレビ番組でも紹介されることが多くなって来ているようです。
- フランスでのマンガ人気が日本でも認知されてきた
フランスに来る時には日本で人気のマンガのストーリーぐらいは押さえて来た方が良いです。
- マンガは低俗か
つまり、文学、テレビ、マンガ、ゲーム、アニメと表現手段は違っても伝える内容が素晴らしければ、それは素晴らしい物であると考える方が自然です。表現の手段にたいして教養深いとか低俗と差別するのはナンセンスだと思います。
- 日本で見下されるマンガの世界での浸透力
「人々に読まれるものを書いていること自体が評価に値する事」とすれば、日本語をフランスで翻訳される言語の第二位に押し上げたマンガの価値を認めない訳にはいけません。
- 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました
ジャパンエキスポは毎年7月の第一週末にフランスで行われる、漫画とアニメを中心に日本の文化をテーマとしたフェスティバルです。1999年に立ち上げられてから年々成長し、2008年には13万4千人以上の来場者の記録でヨーロッパ最大の日本専門イベントになりました。
- オタクの祭典・第8回 Epitanime 2010に行ってきた
5月末の金土日(28, 29, 30)で行われたEpitanimeというオタクの祭典に行ってきたので、様子をレポートしていこうと思います。
- 「20世紀少年」ルーブル美術館で会見、フランスでも大人気!
俳優、唐沢寿明主演の映画「20世紀少年」第一章(30日公開、東宝配給)の記者会見が19日(日本時間20日)、ルーブル美術館「モナリザの間」で行われた。
- フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2)
- フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
マンガは世界に輸出されている。フランスで翻訳される言語の1位は英語であるが今はマンガの影響で2位は日本語だそうです。
- マンガとバンド・デシネ(B.D.、フランスのマンガ)
バンド・デシネにはマンガには無い魅力があります。まずマンガとバンド・デシネを特徴付ける点を整理します。
- 国民総かっこよさ(Gross National Cool)とは
マンガやアニメをはじめとするポップ文化はハーバード大学のジョセフ・ナイが提唱するソフトパワーの一種であると結論します。
- 日本はロボットとマンガの国である(Le Japon)
仏語本「Le Japon 固定観念」の「日本はロボットとマンガの国である」という固定観念に関する章を読んでみました。
- 「世界にいい影響を与える国:ニッポン」を考える
日本の良いイメージを構成する要素を考えてみました
- フランスにおける日本文化
冒頭のフランスのマンガオタクに限らず日本人と見るとマンガについての話題を振られる可能性は非常に高いです。フランスに来る前にはマンガの予習をしましょう。
- 電子書籍でマンガの裾野を広げ世界で販売するビジネス
マンガ販売のビジネスにおいて、日本が主導的な立場を取る可能性を模索できるのは、世界で電子書籍の動かし得ない標準が登場するまでの5年以内ぐらいではないかという気がしています
- 日本人はなぜ悲観論が好きか
日本人に独創性が無いというのは、フランスでは全く逆に捕えられています。「日本人はなんで、あんなに大量の新しいマンガ、アニメ、ゲームを作れるのか?
- 麻生太郎はフランスでどのように報道されているか (1/2)
- 麻生太郎はフランスでどのように報道されているか (2/2)
麻生氏が国粋主義者マンガ・ファンと紹介されています。
- [書評] とてつもない日本
麻生氏の本を書評しました。