2013年4月17日

パリ・ワイン試飲会の楽しみ方とコツ

Paris, France

フランスに6年いると毎年のイベントの中でも、今年は行かなくていいかなと思うイベントも多くなってきます。例えば、7月14日の革命記念日の軍事パレードとかはTVでずっと放送しているので、わざわざ行くこともないかなという感じになってきます。

逆にだんだんと楽しさがわかってきて、毎回参加したいタイプのイベントもあります。今回紹介しようと思うイベントは、ワイン試飲会(Salon des vins)です。これは、日本に帰ってもバカンスをとってでもこのイベントに合わせてフランスに来てもいいかもしれないと思うほどです。

このエントリでは、ワイン試飲会どんなところが楽しいのか、楽しみ方や気をつけたいことなどを紹介していこうと思います。

独立ワイン業者(Vignerons indépendants)のワイン試飲会

ロゴ

パリでは、大小合わせて様々なワイン試飲会があり、毎週のように開催されていますが、独立ワイン業者(Vignerons indépendants)のワイン試飲会は毎年11月と3月に1000近くの生産者があつまる最大のワイン試飲会です。

独立ワイン業者は、ワイン造りのすべての工程を自分の所で行なっている業者で、一般的には大規模工場でワインを製造している業者よりもいいものとされています。独立ワイン業者のアソシエーションに加盟している業者は右のようなロゴをつけていることもあります。独立ワイン業者の定義とは、1) テロワールを尊重した、2) 所有の土地でぶどうを育て、3) 自分の所でワインを作り、4)自分の所でボトル詰めを行い、5) 伝統のワイン製法を守る業者のことだそうです。

なんといってもこの試飲会の楽しみは、気に入ったワインがあれば、その場で買って帰ることが出来る点です。最初に参加したときは、高額のワインも無料で試飲できる点が嬉しくて、味見を目的に来てましたが、やはり気に入ったワインを買って帰る楽しみが一番だと感じます。下のリストは2011年、12年に参加した時に買ったワインのメモです。良かった10ユーロ未満のワインを複数いっぺんに購入し、20ユーロを超えるようなワインをお祝い用に少し買うというのが、購入戦略でした。 全体としては平均10ユーロぐらいで20本ぐらい買う感じです。

購入したワイン

フランスに居ると急なお誘いでワインでも持って行こうかなという事がよくあるので、多少ストックしておくのがいいかなと思います。慌ててスーパーマーケットで購入して、イマイチなワインを持って行くよりも、気に入ったワインを持っていった方が喜ばれると思います。

ワイン試飲会の流れ

ワイン試飲会の会場に入場するときには、1人1つグラスを渡してくれるのですが、これに6ユーロかかります。ただし、学生証を持って行くと無料になったり、無料新聞のOVNIに無料チケットがついていたりします。2度目以降の参加だと、前回買った生産者から案内と無料チケットが送られてきたりしていて、実質的には無料で参加している人がほとんどだと思います。

各生産者ごとにスタンドが出ていて、試飲してみたいワインがあれば、スタンドに寄って、試飲させてくださいと言えばワインを注いでくれます。各生産者は、複数の土地で作っていたり、その土地の中でもぶどうの配合を変えたり、階級に差をつけたりしています。度のワインを注いで欲しいか、お目当てのワインがあれば、そういえば良いですが、よく分からなければ、赤か白かロゼといえば、勝手にオススメの順番で注いでくれます。大抵は、その生産者の中で基本となるワインから、階級を上げる順番で注いでくれるので、いきなり買う気もなく最高階級のワインを指定するのはあまり良くないかもしれません。

ワインを味見していると、ワインの特徴、ぶどうの配合割合などを説明してくれます。ほとんどの生産者は英語を喋らない人がほとんどなので、ある程度フランス語が出来たほうがいいです。ただ、フランス語を喋らない知人が1人で乗り込んでもすごく楽しめたと言っていたので、ある程度ボディランゲージでなんとかなるはずです。ワインが美味しいか、気に入ったか、何本買いたいか、ワイン好きの中で気持ちが通じるんだと思います。

 

ちょっとしたコツ

何度か参加して便利だったものや、ちょっとしたコツなどを紹介しようと思います。

  • 試飲会に持って行くと良いもの

先に紹介した、学生証無料チケットはあれば、グラスが無料でもらえるので、あれば忘れずに持って行きましょう。

また、気に入ったワインがあっても、その後にもっと良いワインがあるかも知れないので、買うのを最後に回すテクニックがあります。その際には、忘れないように情報をメモするためのペンがあると便利です。各スタンドでは、ワインのリストと価格表のパンフレットがあるので、試飲したワインにチェックを入れて感想などを書いていくと、あとで思い出しやすいです。20杯前に飲んだワインと今現在飲んでいるワインの比較は想像以上に難しいです。ただし、人気で売り切れる場合もあるので、絶対買うと決めたらその場で買ってしまうのもいいです。それと、ワインの説明を聞きながら、フムフムとメモしている様子からワインに真剣な印象を与えられて、会話も弾みます。

それと、ペットボトル入の水を持って行きましょう。ワインの休憩で飲んだりできますし、グラスをすすぎ洗いするのに便利です。先に飲んだ(特に赤)ワインがグラスに付いていると、今飲もうとしているワインの香り・味と混ざってしまいます。生産者の方もあまり汚れているグラスには注ぎたくないのは当然でしょう。スタンドで水が用意されていて、それで洗ってもらえることもよくあります。

会場では大した食べ物は売ってないので、つまみ食事が必要な人は持って行くといいかもしれません。あとは、ワインを運ぶスーツケースカバンシャリオとか。

  • 目標を決める

基本的には良いワインがあったら買って帰るという計画で良いとは思いますが、1000近くもスタンドがあるので、多少対象を絞れる目標があったほうが良いと思います。シャンパン3本、リースリング(アルザス)3本と他の白を3本、肉に合いそうなボルドーと、とびきり香りの良いコート・デュ・ローヌ3本ずつ、など、買って帰ろうと思うワインを想像してから望んだほうがいいです。片っ端から試す方法では、かなり頑張らないと欲しいワインを探すのは難しいです。

  • 試飲する順番

存在感のあるワインから、爽やかなワインという順番で飲んでしまうと、爽やかワインが物足りなく感じてしまう可能性が高いです。爽やか系から始めましょう。

シャンパン → 白・ロゼ → ブルゴーニュ赤 → コート・デュ・ローヌ赤 → ボルドー赤

みたいな感じで。

  • 味見する前に香りを嗅ぐ
ワイン好きには、当たり前かもしれませんが。香りの印象と味の印象のどちらも重要です。
  • 会話

例としては、「Bonjour, je voudrais déguster du blanc et du rouge, s'il vous plaît.(こんにちは。白と赤を試飲したいです。)」みたいな感じで会話に入るのが一般的です。その後、試飲、会話、メモして、買うか買わないか決めてないときは、「 Merci, je reviens. (ありがとう、また来ます)」という感じで、スタンドを後にするといいです。

  • 休日に来る場合は午前中に来る

独立ワイン業者(Vignerons indépendants)のワイン試飲会は、土日を含む4日間で行われますが、休日に来る場合は午前中が狙い目です。休日のフランス人は午後から活動を始める人が多く、午前中は空いています。スタンドで待つこともなく、一番効率的に回れるでしょう。

 

まとめ

独立ワイン業者(Vignerons indépendants)のワイン試飲会の楽しみ方とか、ちょっとしたコツを紹介して来ました。留学中の学生とかだと20ユーロのワインは高いと感じるかもしれませんが、このワインでどんな楽しい時間が過ごせるかなーと想像しながら買うとそれほど高く感じないのが不思議です。

最大の独立ワイン業者(Vignerons indépendants)のワイン試飲会以外にも他に色々なワイン試飲会があります。

こちらのfacebookグループ(Vin - ワイン - Wine)に加入しておくと、色々情報を流してくれる人がいます。

Bon dégustation!

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