2010年4月27日

連帯と調和のはるか彼方にある友愛を目指して


Vancenne, France
僕がフランスに来てから来月で3年ですが、その間に4人の内閣総理大臣が日本の指導者を務めています。3年前は日本の首相は安部氏でした。それから半年後、福田氏が首相になり、そしてその1年後に麻生氏が引き継ぎ、去年、「友愛」を掲げる鳩山首相の政権が誕生しました。現在、日本では友愛とはどういう概念なのかという議論があることと思います。

フランスはフランス革命以来、220年にわたって「自由、平等、友愛(Liberté, égalité, fraternité)」を国家のモットーとして掲げています。自由平等は当時、革命的な概念だったのだと思われますが、現在はフランスを飛び出し、多くの人が理解する普遍的、常識的な概念として捉えられています。その一方、最後の友愛については常識的な概念には成りきれていません。それでも、当時のフランス人達が革命のドタバタの中で自由と平等だけでは足りないと感じ、友愛という概念を追加したのは聡明だったといわざるを得ません。現在日本で注目度が上昇中のキーワードである友愛については、フランス人たちの理解を知ってみる価値があると思います。

2010年4月26日

共通言語による親近感が国家の代わりになる


Eze, France
前エントリでは「大陸の人は国家は気持ちの持ちようだと思ってる このエントリーを含むはてなブックマーク」と書きました。人が人に感じる親近感を国家が成立していることへの根拠にしようという話でした。それでは次に、人が人に抱く親近感は何によって影響される割合が多いのかということが重要になってきます。これはフランスでは既に答えが出ています。フランス人はフランス語を喋る人に親近感を抱きます。もう少しいうと「フランス語をしゃべればフランス人として扱われる」と言えます。

日本では「日本語をしゃべれば日本人として扱う」とは言い換えられませんから、日本とはだいぶ違う感覚のように思われます。世界の多くの国は大陸の中で分割された土地にあるので、どちらかというとフランス人の感覚に近いのではないでしょうか。このエントリでは、人と人との関わりに言語が及ぼす影響について書いていきます。

2010年4月2日

2010年3月のトップエントリ


Loire, France
3月は1エントリを投稿して約58500PVでした。今年一月と同じ過去最低タイの投稿数となってしまいました。

今日4月2日をもって、このブログ開始から満2年になりました。2年前、このブログを始めるときも日本の友人からの新年度の所属変更の連絡とか、花見の話題とかを見ていて、新しいことを始めたいと思って始めたのがきっかけでした。フランスでは4月は新年度という意識はありませんが、僕も当時関わっていたEUプロジェクトが完了して、気分的に落ち着いていたのも理由の一つだと思います。

今年の3月も同じように、現在まで2年間関わっていたEUプロジェクトが終わり、報告書執筆に追われていました。それも一因で、3月はブログやTwitterに割く時間があまり取れませんでした。また、本ブログの「日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)」で書いていたような話題で、欧州におけるITSの研究開発を紹介する機会をいただき、100ページ近くの報告書にまとめました。まもなくWeb上のどこかで公開さます。結論の部分など、このブログでも触れられたらなと思います。

今月のアクセス数の上位10エントリです。これからもこのブログをよろしくお願いします。
  1. Re: ベーシックインカムについて批評してる面白いサイトを見つけたので突っ込んでみる。|堀江貴文オフィシャルブログ このエントリーを含むはてなブックマーク
  2. ベー シック・インカムよりも怠け者同盟の社会 このエントリーを含むはてなブックマーク
  3. ホ リエモン進化論 このエントリーを含むはてなブックマーク
  4. 大陸の人 は国家は気持ちの持ちようだと思ってる このエントリーを含むはてなブックマーク
  5. も うそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい このエントリーを含むはてなブックマーク
  6. 怠 け者同盟の社会の中で輝きを取り戻す日本 このエントリーを含むはてなブックマーク
  7. 海 外でもリアルタイムに日本のテレビを見る方法(無料) このエントリーを含むはてなブックマーク
  8. ベー シック・インカムの議論が見えなくさせるもの このエントリーを含むはてなブックマーク
  9. 社 会問題の議論でポジショントークを避ける二つの方法 このエントリーを含むはてなブックマーク
  10. セ ンター入試とバカロレアに見る日仏の違い このエントリーを含むはてなブックマーク