2009年2月26日

[書評] 人生は勉強より「世渡り力」だ!

人生は勉強より「世渡り力」だ! (青春新書インテリジェンス)
「痛くない注射針」で有名な岡野氏の江戸っ子調の語りの本です。「世渡り上手」というと日本語ではどちらかというとネガティブなイメージなので、タイトルは良いイメージにはなりにくいかもしれませんが、正論を語っていると感じました。自分が正しいと思っていることを自信を持って貫き通している著者の意気込みが伝わってきます。世渡り力を推奨する一方、技術を軽視しているわけではありません。最初のページにこう断ってあります。
たしかに技術、腕は大切だし、それがなきゃ話にならないよ。でも、それと同じぐらい大事だと自信を持って言えるのが「世渡り力」なんだ。どんなにいい腕を持ってても、それだけじゃダメ。「世渡り力」がなきゃ、仕事も人生もゼッタイうまくいかないよ。(p.3)

2009年2月24日

外国人に受ける日本の動画


Paris, France
外国人同士で集まったとき、面白い日本の動画を紹介してくれと言われることがあります。パーティに呼ばれたときに傍らにおいてあるパソコンで見せてくれと言われることもありますし、iphoneなどの携帯端末からyoutubeの面白い日本の動画を教えてほしいと言われることもあります。

こういった場合には、日本語がわからなくとも面白さがわかる動画で、なるべくなら日本的なものがおもしろがられると思います。あと日本語の入力デバイスがなくとも動画を検索できる点も重要です。ということで、先日あったパーティで僕が友人に見せて面白かった動画を紹介しようと思います。

2009年2月23日

[書評] 三国志の英傑たち

三国志の英傑たち (時代小説文庫)
1996年から2年ほどかけて著者が大長編小説『三国志』を書いたときに考えたことをつづっている本でした。著者の小説『三国志』の長いあとがきとのような内容でした。著者の小説『三国志』は、中国の正当な歴史書である「正史」と、中国民衆の間で親しまれていた物語の「三国志演義」をもとに著者自身が想像を膨らませて書いたものです。

正史は事実を並べているだけで記述はそっけないものが多く、演義は物語であるため誇張が多いという問題点を踏まえ、著者が登場人物の境遇や状況から人物の感情まで現実的に想像しています。三国志演義に出てくる大げさな挿話を廃し、正史のそっけなさを補うために、著者の小説ではオリジナルの挿話も含まれています。そういった挿話も著者自身による三国志を現実的に想像した産物です。

2009年2月10日

右派と左派はバランスの問題


Paris, France
よく読んでいるブログで経済政策についての論戦が展開されていました→「雇用流動化で失業率は下がる - 池田信夫 blog」。経済学の教授と、大学講師兼弁護士の先生方の論戦なので、経済政策について僕が口を出すのもあれなのですが、「左派と右派の意見が近いフランス人の政治議論」のエントリで伝えたかったことが、よくわかる例だと思うので、少しコメントしてみたいと思います。

2009年2月9日

フランスにいる日本人と中国人


Lyon, France
日本に帰ったときになんとなく少し感じたことですが、日本では中国のイメージが低下していたように感じました。フランスでも中国における人権問題など、さまざまな問題は認知されていますが、歴史ある国、異文化の国としての関心や、経済的な注目度が増していると感じます。少なくともフランスでは中国産のギョーザを異文化料理として喜んで食べる人が多いと思います(普通に売られています)。農業大国フランスは牛乳は輸出するほど作っていて、中国産の牛乳は入ってきません。その他の食べ物の自給率は高く、中国のイメージが、少なくとも毒入り食物ではないこともあって相対的には、現在の日本における中国のイメージより良いのかもしれません。このエントリーではフランスにいる日本人と中国人がどんな感じで関わりあっているか、雑記しておこうと思います。

2009年2月5日

フランス人の政策議論はアラカルト方式


Tande, France
アラカルトとはフランス語で"à la carte"といって、レストランがあらかじめ決めた定食の組み合わせではなく、メニューから自分で直接選ぶ方式のことです。フランス人の政治議論を聞いていると、よく思うことはフランス人は議論の始めに右派と左派の陣営にも立っていないということです。もちろんかれらの心の中ではどちらかに属しているのですが、政策の議論をしていてもそれが前面に出てきません。言葉や思考の上では、中立の立場でいるという姿勢を崩しません。

左派と右派の意見が近いフランス人の政治議論


Paris, France
フランス人の政治議論を聞いていると、よく思うことは多くのフランス人は右派でも左派でも非常に近い意見を持っているということです。議論しているときにお互いの意見を認め合います。たとえば、ストライキついて議論していると、ストライキの反対派も一定限度ストライキの重要性を認めていて、ストライキ賛成派も一定程度ストライキの問題性を認識しています。賛成反対どちらの意見を擁護していても、相手の論点については認め合っているのです。

2009年2月2日

2009年1月のトップエントリ


Saint-Germain-en-Laye,
France
先月は7エントリーを投稿して、約16300ページビューでした。後半は、あんまり更新されていませんでしたが、アクセスくださった方ありがとうございました。

いつもの通りに人気エントリをランキングにしておきます。常時右側に表示されているエントリが強いのは、当たり前で変わらずでした。11位に先月書いたエントリがランクインした以外は全て過去のエントリが独占する結果です。さらに、4位にランクインした「フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)」は、著者の許しを得て転載している記事です。初めて見たときに、本当に面白いと思ったものなので、全編フランス語の日本特集ですが、言葉がわからなくとも面白いと思います。オススメです。

コメントをいただいた方、見てくれている方、RSSを登録してくれている方、ありがとうございました。これからも、このブログをよろしくお願いします。
  1. フランス語の勉強の仕方(まとめ)
  2. [まとめ] フランスと海外のマンガ人気
  3. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2)
  4. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
  5. 世界にいい影響を与える国:ニッポン
  6. フランス語の勉強の仕方
  7. フランスのマンガ人気
  8. 国民総かっこよさ(Gross National Cool)とは
  9. 日本人はなぜ悲観論が好きか
  10. 日本文化エロネタに対するフランス人の反応
  11. 2009年1月29日、全面ストライキ