2009年2月9日

フランスにいる日本人と中国人


Lyon, France
日本に帰ったときになんとなく少し感じたことですが、日本では中国のイメージが低下していたように感じました。フランスでも中国における人権問題など、さまざまな問題は認知されていますが、歴史ある国、異文化の国としての関心や、経済的な注目度が増していると感じます。少なくともフランスでは中国産のギョーザを異文化料理として喜んで食べる人が多いと思います(普通に売られています)。農業大国フランスは牛乳は輸出するほど作っていて、中国産の牛乳は入ってきません。その他の食べ物の自給率は高く、中国のイメージが、少なくとも毒入り食物ではないこともあって相対的には、現在の日本における中国のイメージより良いのかもしれません。このエントリーではフランスにいる日本人と中国人がどんな感じで関わりあっているか、雑記しておこうと思います。

中国からは多くの中国人の留学生が来ています。中国の指導者には鄧小平をはじめとしてフランスへの留学経験のあるエリートが数多くいます。周りにいる中国人の博士は、例外なく能力的にも人格的にもすぐれた人たちだと言えます(博士でなくとも、わざわざフランスに留学するぐらいなのでモチベーションも高いです。)。そんな彼らと日本人との付き合いが増える背景として考えられるのが、フランス語のクラスです。フランス語はラテン語から派生したために他のラテン語圏と近いので、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などと近く、これらを母国語とする人たちと同時に学習を始めた場合、日本人がどんなに努力しても絶対に追いつけません。発音や単語や語順と言ったものが、彼らの脳みその中では自然に処理されているようです。
ラテン語 - Wikipedia
今日のロマンス諸語(東ロマンス語:イタリア語・ルーマニア語、西ロマンス語:スペイン語・フランス語・ポルトガル語など)は、俗ラテン語から派生した言語である。また、ドイツ語・オランダ語・英語などのゲルマン諸語にも文法や語彙の面で多大な影響を与えた。
特に、イタリア語の”ru ru ru”と短い間に10回ぐらい言っているように聞こえるRの発音は、今時のパリの若者にはかっこ良く聞こえる発音だと聞きました。日本人には一番難しいRの発音を自然に発音しただけで美しいと言われるイタリア人は、うらやましい限りですね。

閑話休題、このエントリーの主題に戻ると、中国人はフランス語を習得するための言語的アドバンテージはほとんどなく、文法的の理解度や、単語習得進度など習得の進捗度は日本人と同じになりがちです。文法も日本人と同じところでつまずきます。なので、最初は日本人と中国人は同じクラスにされることが多いようです。そういうつながりからなのか、中国人のパーティに呼ばれたり、お返しにこちらのパーティーに読んだりして、日本にいる頃より中国人との交流が増えました。その他、顔が似ていたり、漢字を理解したりするので、少し親近感が湧くのではないかと思います。

年末日本に帰ったときに中国に関するたくさんの本を手に入れたので、このブログの書評では中国関連のものが増えることが予定されています。「フランスの日々」と銘打ちながら中国関連の書評が増えますがお付き合いいただければと思います。

2 comments:

花園 祐 さんのコメント...

 フランス語が他のヨーロッパの人には習得しやすいように、中国語は圧倒的に日本人がヨーロッパ人に比べて有利な言語でしたね。特に長文読解に至っては、難解な漢字が出てきても日本人からすれば意味がわかってしまうので、毎回高得点を出してはフランス人の姐さんに、「お前らずるいんだよ!」ってよく怒られていました。

 逆に英語は日本人の言語的なメンタリティからすると最も遠い位置にある言語で、日本人にはなじみづらい言葉だそうです。私もそうでしたが、英語が苦手でも中国語やロシア語など英語とは次元の異なる言語だったら相性がいい人もいるので、外国語だからってすぐに苦手意識は持たないようにと周りにもよく言っています。

Madeleine Sophie さんのコメント...

そうですよね。一から漢字を覚え直す手間は想像を絶しますよね。日本では小さい頃から、泣きながら何度もドリルで漢字を練習させられているわけですから、一朝一夕で追いつけるわけがありません。僕も中国語を勉強していたときには、欧米の生徒からの優位性を痛感していましたね。

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