2009年12月31日

謹賀新年 | 2009年の人気エントリ


Avignon, France
明けましておめでとうございます。

このブログも2008年4月1日に始めてから、20ヶ月経ちました。総エントリ数が262となり、平均すると月に13エントリほど投稿してきたことになります。当初はヨーロッパ留学の良さを伝える不定期のアップデートを予定していましたが、いろいろ内容を拡張しつつ続けられているのは、見てくれたり反応をしてくれる人がいるおかげだと思います。

2009年の最後の月にGoogle analytics調べで50万ページビューを達成しました。ブログにアップロードされている260ページのデータがコピーされて読者のブラウザに配信され、なにがし反応を起こしていることに感動します。ありがとうございます。これからも地道に続けて良く予定ですので、よろしくお願いします。

2009年最もアクセスがあったエントリ

2009年最もはてなブックマークが付いたエントリ

2009年最もTweetされたエントリ

TwitterにおけるTweet数はサービスによって若干数に違いがあるのですが、Topsyで調べたTweet数です。

日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない

もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい

日本をもっとダメな国だと思い危機感を煽りましょう

市民が望んでないことを実現するリーダーが必要

日本人はなぜ悲観論が好きか

2009年最もふぁぼられたTweet

2009年6月に始めたTwitterも現在1200回つぶやきました。ふぁぼったー調べでファボが多い5つを紹介します。
  • 9月23日「白人がアフリカにやってきたとき、われわれは土地を持ち、彼らは聖書を持っていた。彼らはわれわれに目を閉じて祈ることを教えた。われわれが目を開いたとき、彼らは土地を持ち、われわれは聖書しか持っていなかった」ジョモ・ケニヤッタ http://ow.ly/qxJm

  • 12月4日 マ イケル・ムーア「アメリカになりたい気持ちは捨てて、日本のままでいて。1945年以来、皆さんが作り上げてきた、教育が大切だと考え、解雇はしないと 言っていた日本で居続けて。他国を一切侵略せず、侵略しようとしている国をサポートしない国に戻って」http://ow.ly/Ihmf

  • 10月10日 まじか。「新幹線や飛行機では、なぜか集中できるという人も多いのではないでしょうか。最近の研究で身体を動かさずとも、動いているという感覚があれば、脳が活性化することがわかっています」RT 池谷裕二が指南!やる気が出る「脳」のだまし方 http://ow.ly/tKUr

  • 10月29日 「過去1万年の人類史は極論すると、いわば悪貨(農業)が良貨(狩猟採集)を駆逐したグレシャムの法則史ということになる」RT 先進国ではなぜ、少子化するのか:日経ビジネスオンライン http://ow.ly/xbWy

  • 12月10日 「アメリカ人にとって英語は単なるコミュニケーションのツールでしかないのに、フランス人にとってフランス語は教養であり、アートである。アメリカ人にはなかなか理解できないが、フランス語は一種の歴史的記念物である」RT Style:30's Style http://ow.ly/KvYJ

2009年12月18日

市民が望んでないことを実現するリーダーが必要


Paris, France
東アジアに安定と調和のとれた社会を作ったり、少子高齢化による社会のダメージを補うためなど、これからは日本では様々な場面で大きな転換が求められることになると思います。そのためには、選挙で選ばれたリーダーが市民が望んでない政策を実現していく必要があるんだろうと思います。それも、突き詰めると単に”現在の日本”に必要なだけでなく、投票による民主主義システム全般にわたって必要不可欠だと考えられます。

2009年12月8日

フランスの移民政策は成功しつつあるという認識


Provins, France
フランスの移民政策は失敗だったと結論づけられることがあります。夜間外出禁止令が発令された2005年パリ郊外暴動事件など移民関係の問題が山積しているからです。僕も渡仏するまでは、フランス人は自国に誇りを持ってそうだし、プライド高そうだし、他文化を許容することができないのかな、なんて考えてました。それは、まったく違っていて、フランス人は他文化にかなり寛容なことが分かってきました。

フランス人の中には、白人の他にも黒人、アラブ系、アジア系、南米系など様々な人たちがいます。職場では彼らと留学生が混じり合って仕事をしていますが、フランス人とそれ以外を隔てる壁を感じることは少ないです。フランスは人種や文化の交流がうまくいっている国だと感じます。いろいろな肌の色や髪の色の子が、物心ついた頃から学校や公園で一緒に遊んでいるのを見ると次世代はもっとうまくいくんだろうと、想像できます。

日本の移民問題で、フランスの移民政策の失敗を教訓に日本は移民をやめた方が良いという論調もありますが、これは全く違います。日本とフランスの置かれている状態が全く違うからです。日本がフランスのように移民政策をとったら、フランスの成功(失敗?)レベルまで達しないは明白です。

2009年12月3日

2009年11月のトップエントリ


Paris, France
11月は4エントリを更新して、アクセスは約39800PVでした。

上旬に日本からフランスに帰ってきて、下旬には出張でマドリッドに行くという日程でした。移動中は日本で買って持ってきた本を読む時間があり、久しぶりに書評を書いてみました。このブログは書評のカテゴリが現在61エントリと最も多いのですが、7月以来書いていませんでした。たくさん書評を書いていた頃と同じぐらいの頻度で本は読んでいるのですが、全て紹介しないようになっています。自分のメモのためにも、書評を再開しようかなと思います。

今週の人気エントリです。10月最終日に更新した「日本一時帰国の雑感「日本は絶えず進化している」」が10月に引き続いて首位でした。
  1. 日本一時帰国の雑感「日本は絶えず進化している」
  2. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2)
  3. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
  4. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい
  5. 日本文化エロネタに対するフランス人の反応
  6. 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました
  7. 日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない
  8. 海外でもリアルタイムに日本のテレビを見る方法(無料)
  9. 日本はもうダメだ論と日本の優秀な人材
  10. 日本人はなぜ悲観論が好きか

2009年11月29日

フランスで将来リーダーになる運命を感じて成長する人たち


Paris, France
フランスは18歳の時の入学試験で優秀な成績を収めたグランゼコール出身のエリートが社会を主導しています。対する日本は社会に出てからもほぼ平等な立場でリーダーの地位を目指して競争します。これに関して、日本は誰もが競争を降りることなく、希望を持って上位を目指せる環境があるから、全員が辛くなってしまうという趣旨のエントリがありました。

人生は早めに諦めよう! - Chikirinの日記 このエントリーを含むはてなブックマーク

しかし一定の年齢で、たとえばイギリスやフランスに生まれていれば小学校の終わりくらいで、「自分にはオックスブリッジやグランゼコールにいって、エリートキャリアを手に入れて、高給が約束された職業を得るのは無理だ」とわかる。
確かにフランスは18歳で上位のグランゼコールに入学すると将来のリーダー候補になり、それ以外の人は、お気楽な人生を歩むことになります。つまり、このシステムは18歳以降の順位を固定し、大器晩成を否定するシステムです。このようなシステムが日本でも受け入られるとは思いませんが、希望を持って上位を目指せる環境が全員を辛くしているというのは、あるような気がします。

このエントリでは、一般のフランス人がどんなにお気楽に幸せに過ごしているかではなく、フランスのシステムが作るエリート達について日本と比べてみていこうと思います。

2009年11月26日

パリの日本食レストランは質と値段のバランスで勝負した方が良い


Paris, France
Business Media 誠:松田雅央の時事日想:“ニセジャポ”にダマされてはいけない……海外の日本食事情 (その1)にパリの日本食レストランについての記事が出ていました。パリで、おかしな日本食が蔓延していて、外国人が日本食に失望することを心配する記事です。正しい日本食を評価し推進する組織も、「スシポリス」、「日本人以外が経営する店の締め出すナショナリズムの障壁」などと批判を浴びています。

2009年11月20日

[書評] 21世紀の歴史——未来の人類から見た世界

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界ヨーロッパ最高の知性と讃えられることもあるフランス人のジャック・アタリ氏による今後50年〜100年ぐらいの歴史を想像する内容です。過去の歴史の流れを解説し、現在現れている兆候を分析して未来を想像します。原著は”Une brève histoire de l'avenir”として2006年に出版されたものです。

本の帯には「世界金融危機を予見した書」と書かれていますが、著者は起こる時期は2025年までとしていたので、時期については実際の状況の方が前倒しされています。ただし、金融危機が起こる前の2006年にファニーメイ、フレディマックの問題を指摘したり、実際に起こったことと近い予測をしていたのは、やはり驚きです。

2009年11月7日

2009年10月のトップエントリ


Avignon, France
10月は更新エントリが3つで、アクセスは約35500PVでした。出張が3回あったためか、その月に更新したエントリ数の最低記録を6ヶ月ぶりに更新してしまいました。更新しなかった期間が25日だったのも、おそらく最長期間だと思います。

10月最後の出張は日本で、そのまま2週間滞在しています。バカンスのようなものなので、時間がある時にブログを更新しようと思っていたら挨拶回りで意外と忙しかったりして、あまり書く時間がありません。それでも、時間が経つと慣れて忘れてしまう感覚は日本にいるうちに書かなければと思い、来日してから5日目に日本一時帰国の雑感「日本は絶えず進化している」を書きました。

10月最終日に更新ししたのにも関わらず、このエントリが10月に最もアクセスを集めたエントリとなりました。今月書いたエントリは両方トップ10に入ったことになります。以下が、今週の人気エントリのトップ10です。
  1. 日本一時帰国の雑感「日本は絶えず進化している」
  2. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2)
  3. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
  4. センター入試とバカロレアに見る日仏の違い
  5. 「2020年までに1990年の25%CO2削減」は絶妙な一手
  6. フランス語の勉強の仕方
  7. 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました
  8. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい
  9. 日本文化エロネタに対するフランス人の反応
  10. 日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない

2009年10月31日

日本一時帰国の雑感「日本は絶えず進化している」


Provins, France
10月26日に日本に帰ってきました。台風通過後で飛行機がすごく揺れるというアナウンスが機内に流れ、実際にすこし揺れました。帰国後のニュースは、台風で転覆した船で3人が生存していたニュースと、ある女性の周りで不可解な死亡が頻発している事件の二つでした。

去年の正月に帰ってきたときも一時帰国の雑感を書いたので、今回も時間がたつとまったく忘れ去ってしまうような感覚を書いておこうと思います。

2009年10月5日

「2020年までに1990年の25%CO2削減」は絶妙な一手


Celle St-Cloud, France
2009年9月22日、鳩山首相が国連で、日本は温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減すると表明しました。1997年の京都議定書の削減目標6%すら守れていないのに(逆に9%増えている)、ムリムリというのが普通の反応です。1990年から25%の削減というと、あと10年ほどで今年の排出量から3分の1にする必要があり、年率にすると4.1%の削減だそうです(参照)。

この目標は、経済的なコストがかさみ、企業の業績の足かせになるなどの反発もありますが、なかなか絶妙な政策だと思いました。

2009年10月3日

2009年9月のトップエントリ


Toulouse, France
9月はブログに時間を取れなくて5エントリを投稿してのアクセス数は約40200PVでした。

日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない」9月3日にガジェット通信さんに寄稿と言う形で掲載させてもらいました。この記事はmixiニュースlivedoorニュースexciteニュースに転載されていたため多くの人に見てもらえたようです。そのおかげで、2ちゃんねるでもスレッドがたって議論されていたようです。この様子はまとめサイトでも見れます。
議論の中で、このブログの著者が日本人であることに気づかない人がいたので、Madeleine Sophie (日本人・男)と自分の属性を載せるようにしました。フランスでは全ての日にちにキリスト教の聖人が割り当てられていて、Madeleine Sophieは僕の誕生日の聖人なのですが、実はこの方はフランス人女性なのです。混乱させてしまったかもしれません。

博士課程には2年前の10月に入学したので、卒業を予定している時期がちょうど後1年に迫りました。ちゃんと終わらせるにはどうすれば良いか、その後はどうしたいのか、いろいろ考えなければならない時期にさしかかってきました。元々このブログはフランスで博士課程をする人を勇気づけたいと始めたものなので(→[まとめ] フランス留学のススメ)、自分自身がちゃんと学位を取得できなければ目的と反対の影響を与えてしまいます。そうならないように、いろいろ考えていかないとなあと感じています。

今月のトップエントリです。
  1. 日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない
  2. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい
  3. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
  4. 日本文化エロネタに対するフランス人の反応
  5. 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました
  6. フランス語の勉強の仕方
  7. 日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)
  8. 日本人はなぜ悲観論が好き
  9. フランスのマンガ人気
  10. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2)

2009年9月25日

労働に対する社会の仕組みを試験に例える


Paris, France
怠け者同盟の社会は人類の未来 このエントリーを含むはてなブックマーク」では、競争を抑制することで、全体と個人の時間や体力、資源を節約するアプローチを試験で例えました。この例えを使えば、様々なトピックにおいて日本の労働に関する状況がクリアになることに気づいたので紹介します。

怠け者同盟の社会は人類の未来
怠け者同盟の社会を試験で例えると以下のようになります。大学入学試験などの熾烈な競争の下では、「四合五落(4時間寝た者が合格し、5時間寝た者が落ちる)」といったことが起こりえます。競争がエスカレートするため、ライバルたちより睡眠時間を削る必要があります。怠け者同盟の社会は、これを8時間睡眠しないものは試験を受ける権利を失うというルールを設定したようなものです。つまり8時間睡眠したもの同士の競争になるため、競争は抑制されたものになります。
今回取り上げるトピックは、「日本人の労働生産性が低い」という命題と、「ベーシックインカムがもたらす影響」についてです。

2009年9月23日

美しい論理の裏に国益を潜ませるフランス


Gordes, France
怠け者同盟の社会と働き者の社会の間の競争の中のフランス このエントリーを含むはてなブックマーク」では、「フランスが反論のしようのない美しい論理を構築するときは、多くの場合その背後にフランスの国益が潜んでいます。その点が、フランスのしたたかさであり、世界の国々に警戒されている点でもあります。」と書きましたが、思いもつかなかったの論理を見つけたので紹介します。それがこれです。
asahi.com(朝日新聞社):GDP算出に「幸福度」を加味 フランス大統領が提案
経済フォーカス:大切なものを測る尺度 GDPだけで豊かさは測れない JBpress(日本ビジネスプレス)
ニコラ・サルコジ仏大統領は先日、GDPの計算方法を見直し、長期休暇や環境への貢献などの 「幸福度」を加えるべきだと提案した

2009年9月22日

怠け者同盟の社会のまとめ


Avignon, France
怠け者同盟の社会は人類の未来」から始める続きのエントリでは、フランスと日本の社会の違いを、労働に対する考え方を中心に考えてきました。フランス人の労働の価値観や、フランスが目指している政策などの背景を分析したものでした。長いエントリが続いたので、まとめるエントリを作っておきます。今後もこの話題のエントリにリンクしたいと思います。

2009年9月21日

サムスンは韓国でも特別な会社らしい


Toulouse, France
今サムスンVSソニーと言った書籍が話題になっているようです。

ソニーVSサムスン - 池田信夫 blog
ソニーは日本の代表的なグローバル企業だが、最近はグローバル化の失敗例として引き合いに出されるほうが多い。他方、ソニーに代わってアジアの電機メーカーの雄になったのはサムスン電子だ。本書は両社を比較し、その失敗と成功の要因を分析したものだ。
フランスで新刊を手に入れるのは高価なのでまだ読めてないのですが、高性能・高機能であるMade in japanの象徴だった企業が韓国企業の雄サムスンの後塵を拝しているといった内容だと思います。サムスンとソニーの争いを分析すると言う試みは興味はあるのですが、これを韓国企業と日本企業というように一般化するのは無理があると思います。サムスンは韓国では特別な会社だと聞きました。このエントリでは僕が聞いたサムスンすげーという話を紹介しようと思います。

2009年9月1日

2009年8月のトップエントリ


Versailles, France
今月は9エントリを投稿して、約55,500PVでした。今月のエントリ「日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない このエントリーを含むはてなブックマーク 」が現在163個のブックマークを付けていただいて、このブログでは三番目にブックマークが多いエントリとなりました。

その他、6月から始めたTwitterが今月から面白くなってきて、多くの方をフォローさせていただきました。このブログには、最近気づいたことなどはまとめて書いているのですが、Twitterは面白いと思った瞬間に書き込んでいる感じです。Sophie525という名前でつぶやいています。フォローしていただいている方ありがとうございます。

Twitterのつぶやきは、あるテーマで固めてつぶやいた時には、ブログの方にも転載しようと思います。そのために、カテゴリーに「つぶやき」を追加しました。今月はこのカテゴリで始めて1エントリを投稿しました→[つぶやき] 2009年衆議院議員総選挙とはてなブックマークへの返信

RSSをリーダーに登録してくれている人の数が先月より300人ほど増えたようです。登録してくれている方ありがとうございます。

恒例のアクセス数が多かった上位10エントリです。今後ともこのブログをよろしくお願いします。
  1. 日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない 
  2. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい
  3. 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました
  4. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
  5.  怠け者同盟の社会は人類の未来
  6. フランスのマンガ人気 
  7. 日本文化エロネタに対するフランス人の反応
  8. 人は平等であるはずの世界において現実は平等でない 
  9. 日本をもっとダメな国だと思い危機感を煽りましょう
  10. 日本人はなぜ悲観論が好きか

2009年8月30日

[つぶやき] 2009年衆議院議員総選挙とはてなブックマークへの返信


Paris, France
6月に始めたTwitterですが、始めて2ヶ月ぐらいたまに書き込むぐらいでしたが、8月に入って急に使う機会が増えてきました。最初はブラックホールにつぶやいているみたいな感じでしたが、反応が返ってきた時に面白さに目覚めたような気がします。ちなみにSophie525という名前でつぶやいています。

ここ数日、2009年衆議院議員総選挙や、はてなブックマークへの返信などをTwitterに書き込んでいました。Twitterを使っていない人もいることや、Twitterでは後で自分で見返すことも無いと思うので、ブログでもまとめておこうと思います。ブログにまとめるにあたっては、TwilogというTwitterの発言をブログのようにまとめることのできるサイトを利用しています。こんな感じになります→http://twilog.org/Sophie525

2009年8月27日

日本色の付いた技術ではもう世界で勝てない


Paris, France
日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)」で述べた自動車ネットワークの分野で日本が、通信産業に引き続き無惨に敗北することの無いように、考えていこうと思います。人々が使いこなす技術が世界より先に進んでいる日本も、このままでは世界で負けると断言できます。その理由を以下に見ていこうと思います。

まず、通信産業の敗因は「ガラパゴス化」と名付けられて、技術水準の高い日本発の技術が世界標準で敗北するメカニズムは以下に述べられています。
未来ナビ「ガラパゴス化」する日本
  1. 高度なニーズに基づいた製品・サービスの市場が日本国内に存在する
  2. 一方、海外では、日本国内とは異なる品質や機能要求水準の低い市場が存在する
  3. 日本国内の市場が高い要求に基づいた独自の進化をとげている間に、海外では要求水準の低いレベルで事実上の標準的な仕様が決まり、拡大発展していく
  4. 気がついた時には、日本は世界の動き(世界標準)から大きく取り残されている
標準化組織については、こちらにまとめました→「高度交通システム(ITS)技術のための標準化組織」。

2009年8月21日

高度交通システム(ITS)技術のための標準化組織


Paris, France
日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)」で述べた自動車ネットワークという、新しいビジネスを解説しました。この分野での欧州における研究プロジェクトを「高度交通システム(ITS)研究のための欧州プロジェクト」でまとめました。このエントリでは標準化組織を紹介していこうと思います。

技術が優れる日本が世界で勝てない理由としてもこの「標準化」というのが挙げられています。
日本の携帯電話メーカーは本当に世界で通用しないか[2] ビジネス-夏野剛のネオ・ジャパネスク論:IT-PLUS

そして最後に政治力も重要である。通信の世界では「標準化」という作業がきわめて重要である。...(略)... これを民主主義的なプロセスで決めていくので、そのプロセスはきわめて政治的になる。海外メーカーは大きな予算と人員を割いて標準化のプロセスに積極的に関わっている。...(略)... 標準化会議中は、議長も投票で選ばれるし、毎晩のようにパーティーや個別会合が開かれ、さながらワシントンの外交ロビイング活動のようである。
なかなか、感覚が掴みにくいと思うので、自動車ネットワークの分野ではどのような場で標準化が行われるか、代表的なものを見ていこうと思います。メーリングリストでの議論で仕様が決まる組織や、一国一票制で仕様が決まる組織などいろいろあります。一国一票制度は、EU27ヶ国に有利なルールなような気もしますが、そう決まっているからにはそれのルールでやるしかありません。

今回は、IETF、ISO、IEEE、ETSI、CEN、SAE、ITU、IECを紹介します。

2009年8月20日

高度交通システム(ITS)研究のための欧州プロジェクト


Provins, France
日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)」では、「欧州、米国、日本、三つ巴の戦いがはじまる」と書きましたが、最初に欧州の状況について解説しようと思います。

以下に、プロジェクトのロゴ、パートナーの国籍数、組織の数、期間、予算、概要を表にしたものを作成しました。最初の3つは現在活動中の大規模のプロジェ クトを並べましたが、それ以外の順番に特に意味はありません。当然プロジェクトの予算がそのまま成果の大きさとなるわけではありませんが、プロジェクト規 模を把握するために乗せておきました。

2009年8月20日現在、1ユーロ=133円なので、以下の表にある予算の1M (million)は1.3億円ぐらいとなります。このレートで計算すると一番予算の大きいPreventというプロジェクトが72億円ちょっとになります。72億と言えば大金のように感じられますが、共に巨大産業である自動車産業と通信産業の境界領域のビジネスが本格的にまわり出したら、微々たる金額と言えるかもしれません。それでも、プロジェクトに携わる国籍の違う研究者と技術者が知恵を出し合い、同じ夢を見ることの意味は大きいと思われます。

2009年8月17日

日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)


Paris, France
最近良く耳にすることのある日本危機として、日本の産業のガラパゴス化ということが挙げられています。世界最先端の技術を持ち、世界で一番進んでいる激戦区である日本で技術が洗練されたにもかかわらず(あるいは洗練されすぎて)、世界の市場で勝てなかった現象です。さらに、世界の主戦場で基幹的な部分をアメリカに押さえられて、低賃金のアジアの国と受注を争いあうという苦しい状況に置かれています。その反面、「すり合わせ」の構造が残る自動車産業では、優位が残っていると言われています。

日本企業はなぜ敗れたのか - 池田信夫 blog
アメリカ企業がソフトウェアやアーキテクチャを支配し、それを低賃金のアジアでハードウェアに実装するという国際分業が成立したのである。日本はこのどちら側にも入れず、かつて世界を制覇した電機産業の優位性は崩れ、NTTファミリーを中心とする通信産業は没落し、自動車のような「すり合わせ」構造の残る製品によりかかって低成長を続けてきた。
つまり、日本は今、優れた技術を持ちながら世界で負けた通信産業と、世界で優位を保っている自動車産業を持っているということです。

2009年8月5日

自由のスパイラルから脱出を目指す怠け者同盟


Deauville, France
怠け者同盟の社会と働き者の社会の間の競争の中の日本」のコメント欄と、「どんなに素晴らしい価値観であっても、価値観の「強制」には反対する - Zopeジャンキー日記」で怠け者同盟の価値観に対して反対の意見をいただいたので、少し補足していこうと思います。

まず、「怠け者同盟の社会は人類の未来 このエントリーを含むはてなブックマーク」から始まる4つのエントリで抜けていた視点として、自由主義の限界について補足します。抜けていた理由としては、4つのエントリが「働きすぎて日本人の幸福度は低い」という命題への分析を目的としていたからです。自由主義の限界として、競争のエスカレートによって1. 個人の資源(体力、時間)が無駄に消費されるというだけでなく、2.世界全体の資源も無駄に使われるという点があります。

2009年8月2日

怠け者同盟の社会と働き者の社会の間の競争の中の日本


Versailles, France
もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい このエントリーを含むはてなブックマーク」で述べたように日本は経済的には大成功しています。しかしながら、「怠け者同盟の社会は人類の未来 このエントリーを含むはてなブックマーク」で述べたように、怠け者同盟の社会というコンセプトを未来の社会とすると、日本の達成度は、低いと言わざるを得ません。

日本では、「ニートの海外就職日記」に書かれているようなブラックな会社が労働者に対し暗にサービス残業や休日出勤を強制しつつ、日本の製品の国際的競争力を押し上げているという側面もあります。過去、日本は限り無ない”自由”な競争によって全体の富を拡大するアングロサクソンモデル(米英)を忠実に踏襲してきたと言えます。

2009年7月のトップエントリ


Paris, France
今月は、12エントリを投稿して約71500PVで過去最高の月間PVを達成しました。といっても28-31日の4日間のアクセスが80%以上を占めているのですが。28日に公開した「もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい このエントリーを含むはてなブックマーク」のエントリにはてなブックマークがたくさん付き興味を持った読者が来てくれたからでした。このエントリには現時点で過去最高の707個のはてなブックマークがついています。はてなブックマーク 週間ランキング(2009/7/25-2009/7/31)によると7月25日ー7月31日のはてなブックマークランキングで10位にランキング入りしています。また、TopHatenarの情報によると、この記事の反響のおかげで、RSS購読者、ブックマーク数共に倍増していることが分かります。RSSを登録してくれた方、ブックマークを付けてくれた方、コメントをくれた方、ありがとうございました。


feedburnerが示すRSS登録者は28日の記事の前には460人だったのですが、現在は400人ほど増えています。


先月始めたTwitterに加え、今月はFriendFeed でフィードにアクセスも始めてみました。ブログの記事を自動でTwitterに通知してくれる機能など便利なので気に入っています。

いつも通りアクセスが多かったエントリを公開します。このブログでは通常は昔に書いたエントリがランキングの上位を占めることが多いのですが、今月は半分が今月に書いたエントリでした。これからもこのブログをよろしくお願いします。
  1. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい
  2. 日本をもっとダメな国だと思い危機感を煽りましょう
  3. 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました
  4. 日本はもうダメだ論と日本の優秀な人材
  5. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2)
  6. 日本はロボットで少子化問題を解決しようと思っている
  7. 日本人はなぜ悲観論が好きか
  8. 日本文化エロネタに対するフランス人の反応
  9. 怠け者同盟の社会は人類の未来
  10. フランス語のページをブラウザ上の仏和辞書を引きながら読む方法