2008年11月29日

日本で見下されるマンガの世界での浸透力


Paris, France
マンガは低俗か」では、権威あるマスメディアがマンガ・アニメ・ゲームに対して悪くいうのは、商売敵を貶める面があり、そのまま信じるのは不当だということを書いてきました。また、報道に影響されるのか、教養ある日本文化は、源氏物語であり、黒沢映画であって、マンガなどと言う低俗な文化ではないと主張する人もいることを見てきました。メディアに利害関係を持たず、メディアを鵜呑みにしない人でもマンガを軽視する人はいます。結局、マンガを見下す人はマンガを読まないし、読む予定もないということは言えると思います。であるからこそ、そんなものが教養の一部になってしまうことが許せないのでしょう。

2008年11月23日

未来の新秩序を作るフランス、追従する日本


Paris, France
フランスはつくづく左派が強い国だと感じます。一度、フランス人に「日本人はカルロス・ゴーンのことをどう思っている?」と聞かれたときのことです。日本のビジネス雑誌にはゴーン氏の特集をやっていたり、テレビにも呼ばれたりしています(いました)。いろいろな見方はあると思いますが、一言「まあ、簡単にいうとヒーローじゃないかな」と答えました。日本でのフランス人の活躍ということで少し満足そうにしていましたが、「フランスでもそうなんじゃないの?」と聞いたら、きっぱり「あり得ない」と答えていました。曰く、「経営者と労働者(大衆)は対立しているから、ヒーローにはなれない。右の資本家に対する左の大衆の人気は得られない」と言っていました。経営者と資本家がヒーローになれない国だそうです。とはいえ、ゴーン氏は出身学校では著名な有名人の筆頭の挙げられているのを知っているので、実力は大衆にも認められているのですが。

2008年11月20日

マンガは低俗か


Paris, France
マンガというとどんなどんなイメージを持ちますか。漠然とメディアで紹介されるように、マンガの読者はネクラで、キモくて、ダサくて、クサいとうイメージを抱いている人も多いと思います。大抵は漫画なんて読んでないで教養をつけろとか、働けと思われています。テレビゲームを含めても良いかも知れません。また、似たようなイメージで、インターネットのヘビーユーザも同じように、ネクラで、ネット犯罪を犯して、実世界でも犯罪者予備軍のように扱われることもあります。多くの人は、こういったイメージを構成する十分なサンブルを持っている訳ではないのに、こういったイメージがつくのはどうしてなのでしょう。

2008年11月19日

フランス人の政治議論


Nice, France
僕が渡仏したのはサルコジ大統領が誕生した週でした。日本とフランスに住んでいるフランス人のどちらからも意見を聞けました。日本の投票では、自分が投票した候補者を他人に言う人はほとんどいないので、誰がどの候補者を支持しているかは分かりにくいと思います。フランス人も、誰も自分の意中の候補者を明言した人はいませんでしたが、意見を聞いているとすぐに意中の候補者が分かりました。

2008年11月17日

[書評] ジャーナリズム崩壊

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1)日本のジャーナリズム、とくに記者クラブを批判した本です。本の帯には「永田町、霞ヶ関、マスコミから「史上最低のジャーナリスト」と唾棄される著者が、またもや暴いた!」と書かれています。そのとおり書かれた方にはたまらないというような内容がたくさん書かれています。wikipediaの上杉隆の記述は、著者に都合の悪いものばかりになっています。おそらくおそらく著者を嫌うものによって書かれたのだと考えられます。

2008年11月15日

異国でのイライラに耐える方法


Deauville, France
多様な文化に触れることは楽しいことで、また異文化が混在する環境で働く能力が必要になってくると考えられます→「複数の文化を許容することがリーダーの条件になる」。文化が違うところで生活すると、思い通りに行かないことがたくさん起こります。それをなんとかやり過ごすことが最も初歩的な異文化マネジメント能力と言えるかも知れません。多少のイライラはしようがない気がしますが、耐える方法をすこし紹介します。

2008年11月14日

複数の文化を許容することがリーダーの条件になる


Paris, France
複数の文化に触れると物事を面白く感じられます。日々チーズとワインを味わっているフランス人が刺身のコンセプトに衝撃を受けたり、日々木造建築に住んでいる日本人が、フランスの石畳を珍しくて写真を撮ったりします。また、例えば、アフリカから来た留学生や、ロシアから来た留学生など、自分の知らない文化を背景に持った人とのやり取りは興味深いです。なぜだか地球という星に生まれて、何故だか人生で味わい尽くせないほどの数の文化が地球上に存在しています。なるべくたくさんの文化にふれて新鮮さを保っていたいと願います。

2008年11月13日

他人のポジティブな行動が自分のポジティブな行動を引き出す


Nice, France
フランス留学の最終決断の背中を押したもの」のエントリでは最終的にフランス留学の不安を振り切った経緯を、「留学の最終的な失敗のリスクを見据えても得るものもあるから」だと書きましたが、もう一つ不安を振り切った大きな理由があります。それは、このブログを始めた理由とも密接に関わっているのですが、他人の行動に勇気づけられたということです。

2008年11月12日

フランス語”Kamikaze”について考える


Chartres, France
[書評] 特攻とは何か」を書いたついでに、フランスでのカミカゼの認知度を紹介します。神風(Kamikaze)はフランス語でも英語でも意味の通じる国際語となっています。フランス語版wikipediaでは、神風の一般的説明に加え、フランス語での用法についても触れられています。
Kamikaze - Wikipédia (Fr)
転じて、この用語は現在では自爆攻撃に自身の命を犠牲にする全ての人も意味する。さらに広く言えば、その生涯やその未来を犠牲にする人による行動もカミカゼと形容される。
Par extension, ce terme signifie aussi aujourd'hui toute personne qui sacrifie sa vie volontairement dans un attentat-suicide. Plus largement encore, un acte par lequel quelqu'un sacrifie sa carrière, son avenir, est qualifié de kamikaze.

2008年11月10日

Bloggerにブックマーク(はてな、Livedoor、Yahoo)のボタンをつける

Bloggerにソーシャルブックマークのボタンをつける」のエントリでは、Bloggerではてなブックマークとdel.icio.usとLivedoorクリップのボタンを点ける方法を紹介しましたが、Yahoo!ブックマークを使っている人も多くなっているので、ボタンを設置することにしました。以下その方法のメモです。

2008年11月8日

500日間、1日フランス語10単語を覚える


Nice, France
今日は僕が渡仏してから、約1年6ヶ月です(約540日)。「フランス語の勉強の仕方」で書いて来た通り、フランス語の習得には単語聞き取りを重視してきました。特に単語では、渡仏後フランス語を学習し始めた当初から、フランス語の単語を1日10単語習得することを習慣として来ました。「フランス語の単語の覚え方」のエントリで解説して来たような方法です。1日10単語を覚えれば、1年以内に3000単語を習得することが出来ます。

現在では、同僚との会話、メール、ミーティングでの議論、授業や研究のポスター発表などをフランス語でこなすことが出来るようになっています。これも、コツコツと単語を蓄積して来たおかげかなと思っています。そこで単語帳に記入したコンピュータに入力した単語数と経過日数をグラフにして、公開します。

2008年11月5日

[書評] 特攻とは何か

特攻とは何か (文春新書)特攻作戦を指揮した側の記録が丹念に描かれている本(全342ページ)です。同じ著者の『敷島隊の五人―海軍大尉関行男の生涯(上下)』では特攻に選ばれた側の記録が留められているそうです。全編を通して特攻の生みの親として語られることの多い、大西瀧治郎を中心として描かれています。

2008年11月3日

米大統領選、本当にオバマが勝つの?


Paris, France
現在のところオバマ氏が大差でリードしている様子が伝えられています。昼休み、米大統領選はやはりフランスでも話題になります。同僚が、あまりニュースを見ないのか「今度は本当にオバマが勝つの?」と聞いていました。続けて、「ゴア氏対ブッシュ氏(2000年)、ケリー氏対ブッシュ氏(2004年)のどちらの選挙でも、当時のテレビのアナリストは間違いなくゴア氏とケリー氏が勝つって言っていたよね。」、「そうか今回は本当にオバマ氏が勝んだね」と言ってました。ちなみに、ケリー氏の人気は以下のようであったそうです。

2008年11月2日

[書評] 知られざる福沢諭吉 下級武士から成り上がった男

知られざる福沢諭吉 下級武士から成り上がった男 (平凡社新書)
福沢諭吉の功罪について分析していこうという内容の本です。このブログでは、福沢諭吉についての本を書評するのは、「[書評] 福沢諭吉の真実」についで二度目です。本エントリの本にも『福沢諭吉の真実』について触れられています。「平山洋氏の『福沢諭吉の真実』(文春新書、2004)である。...(略)...これが究極の福沢擁護論であることだけは間違いない。(p.228)」です。福沢諭吉の不都合な記事は別人が書いた可能性があると指摘した『福沢諭吉の真実』を究極の福沢擁護論と位置づけています。対する本書は、「本書『知られざる福沢諭吉』などは、その内容はともかくとしても、「福沢惚れ」でない著者による福沢論であるところに希少価値があると自負している。(p.228)」というように、福沢擁護論ではないところに価値を置いています。

2008年11月1日

2008年10月のトップエントリ


Paris, France
ブログを始めてから満7ヶ月過ぎました。今月は19エントリーを投稿し過去最大の17663ページビューを記録しました。アクセスしてくれた方々ありがとうございます。特に、「日本視覚文化研究会」にフランスの漫画エントリの紹介をしていただいた後に、一日約1500PVになったりしました。その後、「 [まとめ] フランスと海外のマンガ人気」でこれまでの漫画に関するエントリをまとめました。フランスでのマンガ人気の認知度が上がれば、フランスに来る日本人も漫画の教養を高めてから来仏するようになるかもしれません。そうすると、よりフランス人とのやりとりを楽しめるのではないかと思います。