2008年6月30日

[書評] 英仏百年戦争

英仏百年戦争 (集英社新書)
wikipediaによると百年戦争には「現在のフランスとイギリスの国境線を決定した戦争であり、両国の国家体系と国民の帰属意識は、この戦争を通じて形成されたといっても過言ではない。」とあります。フランスとイギリスの成り立ちを知るには必要不可欠な歴史です。百年戦争の概要は本書ではすごく分かりやすく、こうなっています。

2008年6月29日

バブル期の日本の面影


Versailles, France
前回のエントリー「Le Japon - idées reçues -」では、外国人が持つ日本に対する固定観念が述べられていましたが、これを感じたことがあります。一人でパリの美術館を歩いている時のことでした。同じく一人で美術館を周っていた老人が話しかけて来たのです。僕が日本人と分かると、自分の日本の知識を語りかけてきました。

2008年6月28日

Le Japon - idées reçues -

パリ日本文化会館でこの本を買ってきました。フランス語の勉強のために、フランス語の本を読むようにしています。フランス語が堪能な同僚のコロンビア人が一番役立った勉強方法は読書だと言っていたからです。母国語がスペイン語の彼にとっては、会話がそれほど問題にならないからかも知れませんが。

"idées reçues"とは固定概念という意味で、日本に対する固定概念がいろいろと取り上げれていて、それに対する解説があるような本です。目次を翻訳してみたのですが、たいていのフランス人の頭の中にある日本に対する固定概念がリストされているようで面白いです。どの項目も一度はフランス人に聞かれたことがあったり、そのようなイメージを持ってるんだなと感じたことがあります。これから読み進めるのが楽しみでなりません。

2008年6月26日

フランスの日々の書評


Paris, France
本ブログの書評も20エントリーを超え、読んだ本を探すのも難しくなってきましたので、書評をまとめるエントリーを作ります。

2008年6月23日

[書評] 真剣

真剣 (光文社新書 348)
本ブログでは、フランス語の学習の仕方とかをいろいろ書いていますが、重要なのはやはり話し合う内容の方です。違う言語を習うことで、研究内容を議論したり、本を読んで話して違う考え方や文化を知っていくことが出来ます。それには、自分のなかに話す内容、つまり外国人が普段日本について不思議に思ったり、興味を持ったりしていることに対して、自分のなかに解答を持っておくことが必要です。その意味で日本文化について幅広く知っておくことが、非常に重要な意味を持ってくるのです。

2008年6月22日

[書評] フランス史10講

フランス史10講 (岩波新書)
フランスの歴史が、紀元前600年ごろから西暦2006年までが10つの時代に区切られて、説明されている本です。一冊の本でかなりの時代をカバーしているため、読んでいる時の時代の進み方のスピード感がすごかったです。ほんの数時間で2000年が経った気がします。フランスの歴史はドイツ、イタリア、スペイン、イギリスなどと密接に関わっているため、国際関係も良く分かるように書かれています。フランスの歴史の一般知識をつけるためにお勧めします。例えば、パリといえば、ずっと都だったように思うかも知れませんが、12世紀ぐらいから都として栄えだしたというようなフランスで住む上で知っておいた方が良いような知識が詰め込まれてます。

2008年6月20日

日曜日の歌(La Chanson du Dimanche)とは


Paris, France
最近フランスで流行っているもので、日曜日の歌(La Chanson du Dimanche)があります。最初に教えて貰った時は、普通のパリジャンが面白い歌を歌っていて、一部で人気が出ている程度だと思っていたのですが、もっと大規模に流行っていたようです。このグループは毎週日曜日に新しい歌をyoutubeやDailymotionなどのビデオ投稿型のサイトに投稿します。このグループを教えてくれたフランス人は「彼らは何でも歌うから面白い。特にサルコジとかね。」といっていました。フランス語版wikipediaに記述があったので翻訳してみます。

2008年6月18日

変わりゆくフランスの家族


Paris, France
このブログの「[書評] フランス家族事情」のエントリーで書いたとおり、フランスでは家族の定義が移り変わっています。僕自身は、家族という形態が新しい時代には不必要な、古い時代の幻想だったとまでは考えられないのですが、それを裏付けるような統計が発表されました。
少子化特集(2) 名を捨て実を取る
2007年のフランスの出生率が、アイルランドを超えて欧州1位となった。一方、結婚していない両親から生まれた子ども(非嫡出子)が半数を超えたことも分かった。フランス国立統計経済研究所(INSEE)が15日、発表した。

2008年6月17日

[書評] カルロス・ゴーンは日産をいかにして変えたか

カルロス・ゴーンは日産をいかにして変えたか (PHP文庫)
破綻寸前だった日産を蘇らせたフランス人経営者、カルロス・ゴーン氏のストー リーを知ることは3つの点で興味深いです。1つ目として、どのような原因によって日本の大企業がピンチに陥ったかを知るということ。次に、それがフランス人のリーダーによって立ち直ったという理由を知りたいということ。付け加えると、それは日本人自身の手でできなかったのかということ。最後に、技術者養成学校 出身のゴーン氏の経営手腕に対する興味です。僕自身、技術者/研究者を目指しているので、この点も興味を持っています。まず、彼自身の経歴を見てみます。

2008年6月16日

[書評] 「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)フランスにいると日本の経済や政治について関心を持っているフランス人にも出会います。それでも多くの人は、一週間に何度かやっている新聞の片隅の日本の記事に興味を持ったりしているだけで、日本について深く知っている訳ではないです。また、マンガやアニメの知識が僕よりもずっとあるフランス人に出会ったりします。それでも、日本という国の全体を見渡して傾向を知っている人はほとんどいません。本書は、にほんに十四年にわたって住んでいるイギリス人の日本考察ですが、多くのフランス人同様にイギリス人も以下のように感じているのです。

2008年6月14日

言語習得の時間的な目安


Paris, France
最近1ヶ月ぐらい、何となくフランス語の勉強に身が入らなくなっていたのを感じてました。それでも、「フランス語の勉強の仕方(まとめ)」でまとめたような一日の分量は欠かさずやっていますが、上達が感じにくくなっているのです。フランスに住み始めて1年が過ぎ、だいたいの日常会話に支障が無くなったためや、話せることが当然になってしまったことなどがありました。いわゆる中だるみというやつだと思います。

2008年6月13日

[書評] これから10年、新黄金時代の日本

これから10年、新黄金時代の日本 (PHP新書)
「これから10年、新黄金時代の日本」というタイトルだけでうそだ〜と考えそうです。人によってはうさんくさいと感じるでしょう。このタイトルだけだったら本書を購入していたかどうか怪しいのですが、著者が注目なのです。13年間、英誌『エコノミスト』の編集長を務めた方なのです。いかにしてこのような、にわかに信じられない説を導きだしたか、興味を持って読んでみました。以下著者の略歴です。

2008年6月11日

死刑制度について


Paris, France
秋葉原通り魔事件がおこった翌日、やはり同僚と話題になりました。フランス語ではMassacre d'Akihabaraと言い、英語ではAkihabara massacreといいます。Massacreとはナチスの強制収容所や、南京でも使われる虐殺という用語です。事件の二日後にして、すでに8カ国語のwikipediaの記述が見られます。海外でも相当の関心があるといえます。

2008年6月9日

フランス語キーボード


Paris, France
フランスに来て苦労することは言語や習慣を含めたくさんありますが、その一つはフランス版キーボードの配置です。フランスキーボードの配置はUSキーボードと7割ぐらいは共通なのですが、両手の小指辺りの配置が崩壊しています。例えば、副詞で「強制的に」を意味する「impérativement」をフランスキーボードで入力しようとするとUSキーボードの「i;p2rqfive;ent」の位置をタイプする必要があります。このキーボード配置を考えた人はかなり根性がねじ曲がっていたんではないかと勘ぐってしまいます。お会いしたら、何でこんなに変な配置を採用したか1時間ぐらい問いつめたい。そして、納得できる解答が得られたら尊敬します。というか純粋に疑問です。

2008年6月7日

[書評] フランス家族事情

フランス家族事情―男と女と子どもの風景 (岩波新書)
いまから10年も前に書かれた本なのに、未だに普通の未婚の男性が見ても進んでいると感じる本でした。夫婦の3割が離婚するフランスでは、前のパートナーの子供がいる家庭が当たり前になって来ています。それに対応して、人々の価値観が変わって来ています。例えば、子供を理由にパートナーを縛るのが悪だと言う認識が、広がっています。本書では、以下の部分です。

2008年6月6日

アフリカとフランスの関係


Paris, France
フランス人に最も人気の料理は何でしょうか?それは、間違いなくクスクスです。クスクスとは小麦粉が小さな玉になったようなものに、お肉と野菜スープをかけた主に北アフリカの食べ物です。左の写真がお肉と野菜スープを乗っける前の状態で、左側が完成図です。辛いチリペースをとお好みでかけて食べます。

2008年6月5日

[書評] 知っていそうで知らないフランス

知っていそうで知らないフランス―愛すべきトンデモ民主主義国 (平凡社新書)
日本で一回読んだことある本をこの書評のために、もう一度買って読んでみました。著者は、フランスに特派員として渡って来て、政治・経済の記事を書いていたそうでこれらの分野が詳しく分かりやすく書かれています。2001年発行ということで、シラク大統領の時代で、ユーロは出回っておらず、イラク戦争も始まってない時期なので、少し古いですが。

2008年6月4日

フランスにおける日本文化


Versailles, France
昼食のとき、最近うちのグループにやって来た若い学生が隣になったとき、マンガの話になりました。ナルト、ワンピースとかが好きで〜というのはついていけたんですが、次々と繰り出されるタイトルに少したじろぎました。ブリーチアイシールド21の話になったときには、だいたいの内容は把握しているものの読んでなかったので、話を合わせるのに苦労しました。

2008年6月3日

オンライン書店の海外発送料の比較


Rennes, France
海外にいても日本のテレビを見れるサービスがあったり、日本語のドキュメントはWebを探せばいくらでもあります。インターネットによって世界は小さくなったといわれますが、質量のある物理的な書籍は持って海外に運ぶのも大変で、流通量も限られています。海外においての悩みとして、日本の書籍を容易に手に入れられないことが挙げられます。これまで、このブログの書評は、BOOKOFF Opéra店で手に入れたものだったのですが、ブックオフにない本、新しい本も手に入れたいと思い立ち、配送サービスのあるオンライン書店を利用することにしました。

2008年6月2日

日本へ旅行する前に知らなければならない10の習慣


Paris, France
「日本へ旅行する前に知らなければならない10の習慣(10 Japanese Customs You Must Know Before a Trip to Japan)」を読んで面白かったので、訳をつけようと思ったのですが、すでに翻訳されていました。→「外国人が日本に行く前に知っておくべき10箇条が大きな話題になってますね。 - 日本語で書く日記」。

2008年6月1日

TICADで横浜宣言


wikipediaのフランス語圏より
5月30日、第4回アフリカ開発会議(TICAD)が閉幕しました。TICADの正式名称である「Tokyo International Conference on African Development」の訳は「東京国際アフリカ開発会議」であるはずなのに、外務省はわざと「東京国際」を翻訳しなかったようです。わざわざ訳さない意図は良く分かりません。

2008月5月のトップエントリ


Dinard, France
ブログを始めてから満2ヶ月経ちました。4月の37エントリーから、5月は28エントリーに減ってしまいましたが、ページビューは6700と1200ほど増加しました。ほぼ1日1エントリーぐらい投稿できていて、当初の目的であった自分の考えを書き留めるという目標はとりあえず達成されています。フィードバックという面でも5月は様々なことがありました。