2008年11月14日

複数の文化を許容することがリーダーの条件になる


Paris, France
複数の文化に触れると物事を面白く感じられます。日々チーズとワインを味わっているフランス人が刺身のコンセプトに衝撃を受けたり、日々木造建築に住んでいる日本人が、フランスの石畳を珍しくて写真を撮ったりします。また、例えば、アフリカから来た留学生や、ロシアから来た留学生など、自分の知らない文化を背景に持った人とのやり取りは興味深いです。なぜだか地球という星に生まれて、何故だか人生で味わい尽くせないほどの数の文化が地球上に存在しています。なるべくたくさんの文化にふれて新鮮さを保っていたいと願います。

文化の違いは興味深いとともにストレスにもなります。中国のように初めて会う人に給与や住んでいる部屋の大きさを聞いても失礼にならない国もあれば、フランスのように会話の途中で視線をそらすと相手に不信感を与えてしまう国もあります。相手の感覚が自分と違ってもとっさに拒否反応を起こさないようになれる必要があります。

こういった違う文化を尊重する感覚は、日本で外国人と触れ合っても得ることが出来ますが、異国で生活している人がどんなことで困るのか知るには、自分が実際に外国で過ごすのが手っ取り早いでしょう。多様な文化を尊重する精神は日増しに高まっています。実際僕が社会で働くことになる2010年〜2045年で外国人と共に計画を進めていくような状況は必ずあるはずです。多少出世しているかもしれない2035年以後、もし何かのチームの長になっていたとしたら、チームでの仕事を進めていく上で、全てのメンバーが日本人という状況は僕の中では考えられません。

グローバル企業ではすでに多様な文化を許容する性質がリーダーに必要とされています。コカ・コーラ社では複数の国を経験することが幹部の条件となっているそうです。
“外国人”トップが3代続く世界企業の人事制度:NBonline
複数の国を経験することが幹部の条件に
コカ・コーラの製品は200カ国以上で販売されており、それらの国々で総勢7万人を超える従業員が働いています。これだけビジネスがグローバルに広がっている会社を経営するのですから、将来の経営幹部の候補者は、世界各国の性格の異なる市場で経験を積む必要があります。
多様な文化を許容する能力は、「異文化マネジメント能力」と定義されて、これから重要になっていくと説かれています。
未来のリーダーを新興国に派遣しよう:NBonline
多国籍、多文化の中で、相手の本音を読みながら、論理と感情の両面で議論をリードし、必要以上にしこりを残さないように、意思決定を進めていくというのは、容易なことではない。...(略)...こういったことを楽々とこなせるようになるには、語学力を超えた総合的な力量、いわば「異文化マネジメント能力」と言えるようなものが求められる。
さらに、以下のサイトでは、現在が英語が最重要な時代でも、二重言語者の存在が英語単一言語者を上回ると説明されています。つまり、英語が最強の言語だとしても二重言語者には敵わない。この点は日本語に加え、英語を勉強する動機を持つことのできる日本人は大半のアメリカ人より有利な位置にあると言えます。
  • 二重言語者>単一言語者(英語>スペイン語>...アラビア語...>...日本語...>...)
404 Blog Not Found:英語の世紀で日本語を話せるよろこび
そして英語の世紀において、英語を母語とする者たちは、外国語を学ぶ必要に迫られることなく一生を過ごす。こうして「かまけて」いるうちに、多重言語者である「よそもの」たちが自分たちの頭を超え、社会のおいしいポジションをどんどん抑えてしまう。
複数言語者が英語単一言語者を上回るのは、「異文化マネジメント能力」と関係していると考えられます。この点は、一つの事象や考え方に対して、複数の視点から考察を加えられる能力と言いかえることが出来るかも知れません。

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