現在では、同僚との会話、メール、ミーティングでの議論、授業や研究のポスター発表などをフランス語でこなすことが出来るようになっています。これも、コツコツと単語を蓄積して来たおかげかなと思っています。そこで単語帳に記入したコンピュータに入力した単語数と経過日数をグラフにして、公開します。

緑色の線が1日10単語覚えたときの単語数の増加を示していて、赤が実際にコンピュータに打ち込まれた単語数を示しています。当初から一貫して1日10単語のペースを上回って単語を習得していたことが分かります。最初の1日は3行のフランス語を読んだところで新出単語が10個出て来て、気が遠くなったことを覚えています。その後順調に単語数が増え、付けていた日記によると11月上旬には同僚との全ての会話を英語からフランス語に置き換えたようです。「ボンジュール」と「メルシー」だけで渡仏して来た時点から約6ヶ月の時点、2278単語を習得したところでした。次にモチベーションが出ていたのか、単語を覚えるペースが加速していきます。コンピュータに打ち込まれた単語数が1日10単語のペースから最も先行したのは今年2月7日時点、その時点の予定より1134単語多くの単語を覚えていました。その後、わずかながらペースが落ちていきます。
4月02日から始めた本ブログは単語習得のペースダウンに拍車をかけたようです。それまでフランス語を勉強していた時間をブログ執筆に取られるようになったのは確かですが、しかし本当の要因はフランス語を覚えることより、フランス語を習得したことにより得られるようになった情報に興味が移ったことにあります。自分のフランス語の上達によって触れられるようになった新聞記事や同僚との何気ない会話を書きとめておきたい衝動に駆られることが多くなった点を感じます。言語は情報にアクセスするツールだと考えると自分の中の状態が発展したと捉えられます。

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