2008年9月10日

日本はしょっちゅう自然災害を被っている(Le Japon)


Paris, France
仏語本「Le Japon 固定観念」の「日本はしょっちゅう自然災害を被っている」という固定観念に関する章を読んでみました。この章は、日本の天災について書かれるところから始まります。日本に住んでいるとあまり気にならない気がしますが、このように列挙されるとこんなに天災があったのかと驚きます。
その天災は確かに様々で破壊的である:まず始めに地震、しかしまた津波、火山の噴火、台風、洪水、落盤、地滑り、南では豪雨、日本海側には多量の積雪...
Les aléas naturels y sont en effet variés et destructeurs : séisme en premier lieu, mais aussi tsunami, volcanisme actif, typhons, inondations, éboulements et glissements de terrain, déluges sud, coups de froid au nord, abondantes chutes de neige sur le littoral de la mer du Japon... (P.45)
ケインズ経済学で言われているように、建物が天災によって定期的に立て替えが行われることによって、建設業者やコンクリート業者が発達するそうです。フランスのように石の建物が何百年も残っているのと比べると確かにお金の流れが加速される傾向があるでしょう。

この後、大昔の木造建築もヘビのダンス« danse du serpent » のように地震の衝撃を逃す、免震構造になっていることが説明されてました。関東大震災、阪神大震災、濃尾平野の水害、浅間山噴火、天明の大飢饉と大規模な天災が説明されています。これだけ聞くと日本は危険な国のように感じてきます...

壊滅的な打撃から、戦後の復興を遂げた日本は、「日本の奇跡」という当時伝えられた言説を強化する働きをしたそうです。
戦後間もなくの日本は、爆撃で打撃を与えられ、敗戦の傷跡が残っていた、破壊され、設備不足であった上、この期間のうちにさらに不測の事態に見舞われた。 ...(略)... 敗戦後に続き、彼らは無意識に懲罰のように生活していた。反対に、同時にそれらは全ての分野において、日本の人々に気合いを入れて仕事に取りかかり、生活を立て直し、そこから抜け出す動機を与えていた。西洋の想像力に強烈な印象を与えることで、それらは、この時期から詳しく広まった« 日本の奇跡 »の言説を正当化するために、一致した。
Le Japon de l'immédiat après-guerre, frappé par les bombardements et marqué par la défaite, désorganisé et sous-équipé, subit avec beaucoup plus de dureté les aléas survenus à cette époque...(略)... Survenant après défaite, ils étaient inconsciemment vécus comme une punition tandis que, simultanément, ils fournissaient un motif au peuple japonais pour retrousser les manches, dans tous les domaines, redresser la tête et s'en sortir. Frappant les imaginations occidentales, ils coïncidaient pour légitimer le discours sur «miracle japonais » qui fut amplement propagé à partir de cette période. (P.48)
最後は以下のように、終わっています。緊急事態での日本人の行動から、日本社会を規律正しく団体行動主義に見えると結論づけています。この本はだいたい最後は、少し批判めいて終わる気がするので、団体行動主義« groupiste »も褒め言葉ではないような気がします。
彼らの冷静さと緊急措置の配慮は、規律正しく団体行動主義の日本社会のイメージをさらに強化する。
Leur sang froid et leur respect des mesures d'urgence confortent d'ailleurs l'mage d'une société japonaise disciplinée et « groupiste ». (P.49)

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