2008年11月3日

米大統領選、本当にオバマが勝つの?


Paris, France
現在のところオバマ氏が大差でリードしている様子が伝えられています。昼休み、米大統領選はやはりフランスでも話題になります。同僚が、あまりニュースを見ないのか「今度は本当にオバマが勝つの?」と聞いていました。続けて、「ゴア氏対ブッシュ氏(2000年)、ケリー氏対ブッシュ氏(2004年)のどちらの選挙でも、当時のテレビのアナリストは間違いなくゴア氏とケリー氏が勝つって言っていたよね。」、「そうか今回は本当にオバマ氏が勝んだね」と言ってました。ちなみに、ケリー氏の人気は以下のようであったそうです。
米大統領選挙、ケリー人気の行方/持田直武 国際ニュース分析
 独   ケリー支持 93.8% ブッシュ支持  6.2%
 仏   ケリー支持 93.1% ブッシュ支持  6.9%
 中国  ケリー支持 84.9% ブッシュ支持 15.1%
 ロシア ケリー支持 84.2% ブッシュ支持 15.8%
 日本  ケリー支持 83.7% ブッシュ支持 16.3%
 英国  ケリー支持 79・1% ブッシュ支持 20.9%
 カナダ ケリー支持 73.4% ブッシュ支持 26.6%
フランス人が望む政党は常に民主党です。加えて、ゴア氏とケリー氏の大統領選の敗北は多くのフランス人の謎だったようです。結論は「結局僕たちはアメリカ人じゃないから奴らが何考えているか理解できないんだよ」ということでした。ニューヨークなど大きな町の人々の考え方は米国以外の人たちにも多少推論できるけど、アメリカの名前も知らないたくさんの町には、考え方の想像もつかない人達がたくさんいます。
なぜオバマが当選しなければならないか(ル・モンドの論説)|PAGES D'ECRITURE
多くの日本人が知っているアメリカの大都市のある州では、恐らく民主党が勝利することは既定の事実と思われます。問題は、名前くらいは知っているけど、どんな都市があるかも知らないような州、地図でどこにあるか即答できないような州の動向が、最終結果を左右することになるでしょう。
今年5月時点の本ブログのエントリ「アメリカ大統領選挙と日本の未来」でも述べましたが、日本では、共和党=日本重視、民主党=中国重視の図式を見て共和党を心情的に支持したいと思っている人がいます。上の図式が正しいのか、日本はアメリカに重視された方がいいのか、よく考える必要があります。オバマ氏の民主党勝利となれば、日本がアメリカ離れを頭の片隅で考えるいいキッカケになるかも知れません。アメリカ離れは日本は常に視野に入れておかなければならない選択肢です。

しかし、個人的にはアメリカとの特殊な関係を脱出するのは、アメリカの出方にもよりますが、僕の人生が終わった後ぐらいなのかなという気がしています。今のアメリカは、身勝手な軍事主義の行き詰まり、新自由主義の崩壊が取りざたされていますが、「ペンタゴンとボーイングとコカコーラとマイクロソフトとハリウッドとCNNとインターネットと英語とをすべて足し合わせた[書評] フランスの外交力—自主独立の伝統と戦略)」超大国なのですから。また、現在の日本には、この超大国の後ろ盾なしで、他国と経済、外交の関係を構築していくための、知恵と技量が不足しているように感じるからです。

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