2008年9月3日

麻生太郎はフランスでどのように報道されているか (1/2)


Paris, France
福田首相の辞任表明に次いで、自民党総裁(=首相)のポスト争いが始まりました。まだ自民党総裁選までは20日もあって政治では何がおこるかは分かりませんが、今のところ麻生氏が有力だそうです。そこで、フランスの新聞を見て、麻生太郎氏がどのように報道されているか見てみます。

福田首相の辞任は突然で驚きを持って迎えられましたが、自民党総裁選がそれほど報道されるはずもありません。日本の一政党の選挙に興味を持つ一般のフランス人は、ほとんどいないからでしょう。あっても、一般的な解説が加えられています。福田首相の辞任以外の麻生氏のニュースとしては以下の3つを見つけました。ル・モンド紙やパリジャン紙には福田氏辞任のニュース以外の麻生氏の記事は、まだありませんでした。

  • 麻生太郎氏、日本で福田氏の潜在的後継者に位置する(Le Point
    Taro Aso se place en successeur potentiel de Fukuda au Japon
  • 驚きの麻生太郎氏、日本を率いる準備(Figaro
    Le surprenant Taro Aso prêt à diriger le Japon
  • 麻生太郎氏、決然とした国粋主義者マンガ・ファン、日本を手中に(Aujourd'hui le Japon
    Taro Aso, un fan de mangas nationaliste résolu à prendre le Japon en main
読んでみたところ、"Le Point=中立"、"Figaro=やや批判的"、"Aujourd'hui Japon=批判的"のような印象を受けました。以下のように写真が貼付されています。写真だけでもビジュアル的に批判的な印象とそうでないものが分かるようになっていることが分かります。同じ日に同じ場所で撮られた写真なのに、Le Pointの麻生氏は優しそうに見え、Aujourd'hui le Japonの批判的な記事についている写真は、本当に偏狭な国粋主義者のマンガ・ファンに見えてきます。










記事では事実を書いて、解説を加えていきます。解説の部分が麻生太郎氏がどのように見られているかが現れてくるところなので、解説部分を見ていきます。中立に感じられたLe pointでは経歴や現在の選挙準備の状況などが書かれていますが、見方が表れる解説を加えている部分が無いので飛ばします。

フィガロ紙では「派手なヘマ」とサブタイトルが打たれた部分に麻生氏に対する見方が現れています。

驚きの麻生太郎氏、日本を率いる準備(Figaro)
Le surprenant Taro Aso prêt à diriger le Japon

アルツハイマー病に対する冗談は、高齢化する日本を立腹させた。また、日本の占領時代(1910-1945)の創始改名は朝鮮の人たちがすすんで行ったことだと主張して韓国の人たちの大きな怒りを買った。よくヘマをする煽動家、驚きの政治家、前外務大臣(2005-2007)は、逆に、対中国で妥協しない、米国の特権的同盟国の支持者であり、常に傲慢な国粋主義者であった。
Une plaisanterie sur la maladie d'Alzheimer déplut fortement à l'Archipel vieillissant. Et également grande fut la colère des Coréens quand Taro Aso affirma qu'ils avaient volontairement adopté des noms de famille nippons pendant l'occupation japonaise (1910-1945). Tribun parfois gaffeur, homme politique surprenant, l'ancien ministre des Affaires étrangères (2005-2007) a en revanche toujours été un nationaliste sourcilleux, intransigeant face à la Chine et partisan de l'alliance privilégiée avec les États-Unis.
国粋主義者(nationaliste)と言われることは、かなりの批判的だと考えられています。Aujourd'hui le Japonでも、「国粋主義者」が出てきます。Aujourd'hui le Japonは最も批判的な解説が加えられているので、一つの見方としては興味深いと思います。次のエントリで翻訳していこうと思います。

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