2008年7月9日

フランスのクラブ事情と男女平等


Paris, France
パリのダンスクラブにいこうと思った友人(男)が、入店を断られたそうです。入店するには女性同伴が必須だったらしいです。彼いわく、女の子と知り合いにクラブに行くのに、入店に女性同伴が必須なんてフランス人はアホかと憤慨しています。彼の見解では、男だけの集団を店に入れると、男女比が崩れるんじゃないか、とのことです。つまり、入りたいんだったら店に女の子を入れる貢献をしろと言われているようなものです。

しかしそれだけでは、理由になりません。アジアや他の国でも、女性は無料で入店できたり、ドリンクのサービスを充実させて女性を呼び込んで男女比を保つ努力をしているからです。店の売り上げを考えると、男性集団を入店させない理由には足りないように感じます。

そこで僕が考えた論理はこうです。フランスは憲法の第2条に「本共和国のモットーは自由(liberté)・平等(égalité)・博愛(fraternité)」であると書かれています(参照)。特に平等を求める感情が日本よりも強いと感じます。出自や性別などの差別や格差などに対する感覚が特に違います。この感情が、男女不平等の入店条件を阻んでいて、店長や顧客に受け入れられていないのではないかということです。でも、男女比は保たなければならないので、冒頭のヘンテコな女性同伴ルールが出来たのではないでしょうか。議論していたときにいたフランス人にはあまり納得されなかったのですが、そのフランス人にも謎なルールだったようです。

日本のクラブの女性は入店無料などのように、男女不平等が世の中をうまく動かす場合もあります。デートのときに、男性が女性におごるという例はその典型です。女性は浮いたお金で、美容や服、アクセサリを充実させてうれしいし、男性も美しい女性を見てうれしいという例です。さらに男性は女性におごることで次のデートへの期待を持ったり、満足を覚えることもあります。大雑把に言うと、世の中がうまく動くならば平等の理念はいったん脇に除けて置いておくのが日本式、世界をうまく動かす方法に気づいても平等の理念を重視するのがフランス式。この図式は、実は政治や経済などのいろいろなところに当てはまると思います。

2 comments:

通りすがりです。 さんのコメント...

いきなり失礼します!

そのお店、女性だけの入店もだめなんですか?

私が思うに、男性だけの入店拒否は、夜のクラブみたいなとこでしか女の子にあいてしてもらえない男はご遠慮願いたいのと、あと、防犯上の問題だと思いますけど。彼女がいる男性同士なら、まぁ、小競り合いはあっても野郎同士の単純な殴り合いは起こりにくいでしょう。彼女がいれば彼女の相手しなきゃいけないし。お酒の力借りて夜の街っていう雰囲気を借りてでしか女の子とコミュニケートできない男の人はお客お断りなんでしょう。

Madeleine Sophie さんのコメント...

防犯上の問題はありそうですね。ドラッグの巣窟になっているようなクラブもあるかもしれないし、あまりに男が多いクラブはそう言う雰囲気を醸し出すかもしれないですね。
女の子に相手にしてもらえない男はお断りと言うのはどうなんでしょうね。彼女がいないのは男としての程度が低いという考えは無いでしょうが、女の子にちょっかいを出しにくる迷惑な客の比率が高い可能性はありますよね。
とにかくこのエントリーは確信を持って考えを書いている訳ではないので、いろいろな意見が聞けるのは興味深いです。

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