2008年6月4日

フランスにおける日本文化


Versailles, France
昼食のとき、最近うちのグループにやって来た若い学生が隣になったとき、マンガの話になりました。ナルト、ワンピースとかが好きで〜というのはついていけたんですが、次々と繰り出されるタイトルに少したじろぎました。ブリーチアイシールド21の話になったときには、だいたいの内容は把握しているものの読んでなかったので、話を合わせるのに苦労しました。

別の友人は、webで見れるアニメを毎朝一話見ることを日課にしているそうです。いわく、日本の風景とか習慣とかが分かるのが楽しいといってました。彼は、少年マンガ、少女マンガの区別なくいろいろなものを読んでいるそうです。少女マンガの範疇だと思われるのだめカンタービレがストーリーの中で主人公がパリ留学に来たときには、日本人のパリに対する見方が分かって興味深いとか言ってました。

フランスではマンガやアニメに夢中になっている人を見ても日本でいうオタクのイメージはありません。フランス人もオタクという言葉は知っていて日本におけるマイナスイメージも知られているんですが。フランスで日本のマンガオタクというと、アメリカ六十年代のジャズに詳しい人や、19世紀後半の印象派絵画に詳しい人のように、ちょっと珍しがられるというか尊敬されている面があります。要は、極東の島国に花開いた特殊な文化について、精通している人という位置づけなのです。マンガはすでに大衆化しているので、そう言う意識は薄れてきていますが、最初はそう言ったところから出発して来たために傾向は残っています。

別に日本が特別扱いという訳ではなく、アフリカの特定の楽器に詳しい人や、中国の古美術に詳しい人でも何でも良いのですが、一般の人が知らないことに精通する人は尊敬されますよね。自国のことしか知らない人は、視野が狭いと思われがちです。それと同じで、日本文化に理解を示すのは、文化人のたしなみだった時代があります。現に上流階級ほど日本の伝統文化に詳しい人が多いです。日本料理はパリではサンドイッチ屋並みに普及しているので、もはや上級階級のたしなみではないと思いますが。

冒頭のフランスのマンガオタクに限らず日本人と見るとマンガについての話題を振られる可能性は非常に高いです。フランスに来る前にはマンガの予習をしましょう!日本人がそれらについて知らないと彼らはがっかりしてしまうかも知れません。キャプテン翼は、オリビエとトム(Oliver et Tom)、シティーハンターはNicky Larson、ベルサイユのばらはLady Oscarと違う名前で呼ばれることもあるので、対応も覚えるとなお良いです。→パリ発ヨーロッパのマンガ情報 : フランスと日本のマンガタイトル比較表-EuroJapanComic

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