2008年5月22日

フランス語の勉強の仕方


Paris, France
僕がフランスに来て満1年になりました。フランスに到着した当初は挨拶程度だったフランス語は、ミーティングをしたり、簡単な文章を書くぐらいまでは出来るようになってきました。ちなみに大学での第2外国語は中国語を習っていたので、フランス語は0からのスタートです。このエントリーでは、短時間で効果を上げていると思われる勉強の仕方を紹介しようと思います。

まず、勉強量ですが、研究所で週二回90分行われるフランス語講座に登録し、加えて毎朝6時〜9時でフランス語を勉強するようになりました。毎朝3時間とはいっても、朝食の用意、出かけるの用意、メールチェックなどを含んでいるので、ずっと集中している訳ではありませんが。

次に、学習の目的ですが、大目的を2010年9月にフランス語で博士論文を執筆することに置いています。あまりにも高すぎる目標で未だに達成出来るかどうか不明ですが、教授をはじめとする指導教員には伝えてあります。留学期間は3年6ヶ月間あるので、大目的の達成はひとまず置いておいて、小目的として同僚や周りのフランス人との会話を重視しています。この小目的の重要性は、このブログでも何度か扱ってきました(→参照:留学するのにフランス語は必要か言語習得のススメ)。さて次から、本題の勉強の仕方です。文法、単語、発音、聞き取りなど、いろいろなことの重要性を思いつきますが、僕が重視したのは単語聞き取りでした。これを重点的に説明していこうと思います。

まず、だいたいの言語において、辞書を引きながら文章が読めて、日常会話が出来るレベルの単語量は3000語だと言われています。1日10単語をきっちりと覚えていけば、1年で到達できるので、まずこれを目標としました。文章を読んでいてわからない単語に出会ったら、電子辞書に登録しておき、貯まってくると、それらを単語ノートに写し書いておきます。このとき「ouvrir 開ける/comptoir カウンター/soeur 姉妹/frère 兄弟」といったように、スラッシュで分けながらどんどんノートに書き足していきます。そして、そのノートをそのまま毎日朗読して、「正」の字をつけていき、10回朗読し終わったページは一応終わりにします。また、単語ノートに書いておいた単語は、コンピュータに入力しておきます。コンピュータへの入力は、MacユーザはProVocというソフトウェアがお勧めです。

次に重視したのは聞き取りです。これを強化するためには、文章と音声が対となっている教材が最も効果があります。音声だけの教材では、意味が分からなかったり、綴りが分からないと困ってしまいます。また、文章だけの教材では、ネイティブの発音と違う発音で覚えてしまう危険があります。音声は、移動中、掃除中、料理中、トイレの中、いつでも聞くようにしているといつかは自然に意味が頭に入ってくるようになります。多くの教科書は文章と音声がついていると思いますので、音声をたくさん聞くようにしましょう。

ただ、教科書の分量だけでは少し物足りません。多様な会話を多く流し聞くにはやはりインターネット配信の教材がよいと思います。つまり、Podcastが最適だと思います。2007〜2008年現在、Podcastのフランス語講座で、頻繁に配信されていて、文章と音声がセットな教材は限られていると感じました。オススメなのは、Learn French by PodcastNHK WORLD Frenchです。
  • Learn French by Podcast
    フランス語を英語で解説した教材です。例文のフランス語の会話と、説明の英語の会話がどちらもテキストとして提供されています。僕が学習していた頃は、音声だけなら無料で、PDFのテキストが70回分ぐらいで4500円ぐらいだったと思います。音声付きの教科書の値段を考慮すると非常に安いと感じました。
  • NHK WORLD French
    NHKニュースのフランス語番です。さらに1日2回更新の10分間の音声とテキストの両方が完全無料です。日本のニュースも知ることが出来て、ある程度学習が進んで来たら、これを最もお薦めします。さらに、18カ国語で放送されています。NHKは不祥事や受信料滞納などいろいろな問題を抱えてますが、このように採算が取れそうもない事業は民間放送社が出来ないようなことなので、公共放送として頑張ってほしいと思います。
この勉強方法で、必要なものは、「[書評] 外国語上達法」でも少し述べたのですが、電子辞書ipod(mp3プレイヤ)単語帳(携帯ノートとペン)です。あと、単語をコンピュータで管理するなら、コンピュータも必要です。どれも、本気で言語をやろうと思ったときに、手に入れておいて損はないものばかりだと思います。

関連:フランス語の勉強の仕方(まとめ)

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