2008年5月20日

サヴァイヴァル・フランス語で気をつけること


Loire, France
このエントリではフランス語を覚え始めて6ヶ月〜1年ぐらいでフランス語を話す機会が出来たときに、より伝わりやすいしゃべり方について考えていこうと思います。1日6単語ぐらい覚えるように6ヶ月ぐらい学習すると、記憶している単語が1000語を超えるようになっていると思います。実は、このブログでも紹介した外国語上達法によると「フランス語の話しことばは、千語で九〇パーセントを超す(P.56)」そうです。ということは、1000語を覚えれば会話の90パーセントは可能になるということです。個人的には1000語では少し心もとないとも感じますが、言語学者が突き止めたこの事実から、フランス語の会話は1000語で何とかなることが分かります。

ただ、伝わりやすい言い方というものがあるというのを言われて気づいたので、このエントリで共有しておこうと思います。まず、フランス語の強敵と言えば、学習した方は分かると思いますが、(1) リエゾン(2) 動詞の活用、(3) 名詞の性というものがあります。まず、フランス語は、リエゾンによって前後の単語によって発音が変化するという特性があります。例えば、「助ける」を意味するaider(エデ)は前の単語の最後のアルファベットによって、テデ、ゼデ、ネデというように変化してしまうのです。次に動詞の活用は、主語によって6つの形に変化します。7つの時制を全て覚えようとすると、何と42個の変化形を覚える必要が出てきます。しかも不規則動詞も多くの学習者がハマるところであるといえます。また、3つ目の強敵は、名詞の性です。全ての名詞に男性、女性があり、冠詞や動詞に影響を与えたりします。名詞を覚えるときに性をセットで覚えないと正しいフランス語はしゃべれません。

これだけ強敵が多いと、どこから攻略しようか迷ってしまうかも知れません。答えはズバリ(2)動詞の活用です。(1)のリエゾンは実は大して気にしなくても伝わります。フランス人はリエゾンで発音を変化してしゃべってきますが、それさえ聞き取れれば、自分がしゃべる番では無くても問題になりません。また、(3)名詞の性も気にする必要はありません。実際かなりフランス語をしゃべる留学生でもちょくちょく間違っているそうです。

そこで、初心者がフランス語をしゃべる機会がある場合には、動詞の活用を封じ込めることに集中しましょう。具体的には、以下のようになります。
  1. 一秒以上前の事はPassé composé(複合過去)、一秒以上先の事はFutur poche(近接未来)を使い、動詞を活用させない
    複合過去は「avoir (être) + 過去分詞」で、近接未来は「aller + 不定詞」となるため、活用を覚える必要が無くなります。過去分詞は多くの動詞で発音が不定詞と(ほとんど)変わらないので、不規則な動詞だけ注意しましょう。
  2. 動詞の活用はje、tu、onだけ覚える
    現在形は覚えるしかありませんが、余裕が無ければje(私)、tu(あなた)、on(私たち/みんな)だけ覚えましょう。そうすると、il/elle(彼、彼女)はonと活用が一緒なので、ほとんどの会話が可能となります。その他は、出てくる頻度がそれほど高くありません。
  3. 助動詞を多用し、動詞を活用させない
    vouloir(〜したい)、pouvoir(〜できる)、devoir(〜しなくてはならない)などに続く動詞は活用しません。多用すると動詞の活用に意識を割く必要性が軽減されます。
あと、動詞の活用では無いですが、
  1. 疑問文にはEst-ce queを付ける
も推しておきたいです。フランス語は普通の文章の語尾を上げ気味で発音すると、疑問文になるという便利な特性があるのですが、便利すぎて混乱の原因になります。文頭にEst-ce queをつけて、疑問文であることを明示した方が伝わりやすいです。電話の会話だとさらに顕著になりますので、気をつけるポイントだと思います。後は、間違いを怖れずしゃべるだけです、頑張ってください(Bon courage)!

関連:フランス語の勉強の仕方(まとめ)

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