2008年4月15日

国連安全保障理事会:ヴィルパン外相の演説


Paris, France
フランスの外交を考えたときに、2003年2月14日、ニューヨークにおいて開かれた国連安全保障理事会でのヴィルパン外相の演説は象徴なモノです。9.11のアメリカ同時多発テロ以後、イラク戦争へと突き進むアメリカに対して、フランスは強行に反対しました。その演説の原稿は、2008年4月15日現在、在日フランス大使館のサイトに誇らしく掲げられています。日本でも新保守主義(ネオコン)を掲げるラムズフェルド国防長官による「古いヨーロッパ」発言に対するフランスの反論としてニュースで取り上げられていました。理念、論理構成、文体、どれをとっても一見の価値のある演説だと思います。このエントリーではwebで見つけた演説の原稿(日本語訳とフランス語の原文)の全文を転写します。また、実際の映像も英訳ながら発見しました。今後のエントリーで詳しく説明していこうと思います(→追記「正論を主張する国「イラク戦争に反対したフランス」」)。

国連安全保障理事会:ヴィルパン外相の演説
http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=339
ニューヨーク、2003年2月14日

議長、
事務総長、
閣僚の皆様、
各国大使の皆様、

ブリックス委員長とエル・バラダイ事務局長、イラクでの査察継続に関する情報に御礼申し上げる。また、フランスはその任務遂行を信頼し全面的な支援を惜しまない旨、改めて申し上げる。

フランスはイラク危機発生当初より、安保理の一体性を重視している。この一体性は今日、二つの主要な要素にかかっている。

  • 我々の共通の目的はイラクの完全な武装解除である。この件に関しては、成果を挙げる義務がある。我々の共通の約束に疑念を差し挟んではいけない。我々は集団でこの重大な責任を全うする。そこには下心や意図の勘ぐりなどがあってはならない。はっきりさせておこう。我々の中に、サダム・フセインとイラク体制に対し弱腰になっている者などいない。
  • 安保理決議1441を全会一致で採択することにより、我々は、フランスが提唱した二段階方式に合意した。それは査察による武装解除の道であり、この戦略が 失敗に終わった場合は、武力行使を含むあらゆる選択肢を安保理が検討する、というものである。したがって第二の決議が正当化されるのは、査察失敗に終わっ た場合のみである。

現在提示されている問題は簡潔だ。査察による武装解除はもはや行き詰まっていると我々は認識しているのか。それとも、安保理決議1441により与えられた査察という可能性はまだ完遂されていないと考えているのか。

この質問への解答として、フランスには以下の二つの確信がある。

  • 第一に、査察という選択肢は完了しておらず、イラクの武装解除に効果的な回答をもたらす、ということ。
  • 第二に、武力行使は人類、地域、国際社会の安定に与える影響があまりにも大きく、最後の手段としてしか考えられない、ということ。
では、先ほどのブリックス委員長とエル・バラダイ事務局長の報告から我々は何を学んだだろう。査察は結果を出していると学んだのだ。我々は当然今以上の結果を求めており、それを引き出すためにイラク政府に対し共に圧力を掛け続ける。しかし査察は結果をもたらすのである。

1月27日の安保理での報告で、UNMOVIC委員長とIAEA事務局長は、進捗が期待される分野を正確に指摘していた。そのうちの複数の点において、顕著な進展が見られた。

  • 生物化学兵器分野では、イラクは査察団に新たな書類を提出した。また、ブリックス委員長の要請により、元軍事設備計画責任者が率いる調査委員会の設立が発表された。
  • 弾道ミサイルの分野でも、イラクの情報提供により査察は進展した。我々はアルサムード・ミサイルの能力を正確に把握している。現在は、ブリックス委員長の見解に基づき、無認可計画の放棄に着手する段階にある。
  • 核兵器の分野では、1月27日にエル・バラダイ事務局長により言及された重要な点についての有益な情報がIAEAに提供された。すなわち、ウラン濃縮用のマグネットの入手、および、ウランを提供したと推定される国とイラクとの接触リストである。

これこそ、禁止計画の正確な把握とその廃棄により、査察の効果を確保するという、 安保理決議1441の論理の中核である。

イラクの完全かつ全面的な協力こそが、査察の成功の前提であるということは我々全員が承知している。フランスはこれを要請し続けてきた。 以下の通り前進が見られ始めた。

  • イラクは偵察機による領土上空の飛行に同意した。
  • 査察団が、イラク当局者の立ち会いなしでイラク人科学者から聴取することを認めた。
  • 査察団の以前の要請に基づき、大量破壊兵器計画に関わるあらゆる行動を禁止する法案が採択手続き中である。
  • イラクは1991年に軍事計画の廃棄に参加した専門家の詳細なリストを提出しなければならない。

フランスは当然、これらの約束が守られることを待ち望んでいる。さらに、イラクがより一層協力するよう、我々は強く圧力をかけ続けていく。

これらの進展は我々に、査察という道は効果的であり得るという確信を持たせてくれる。しかしまだ残されている仕事の膨大さから目をそらしてはならない。解明すべき疑問点や進めるべき確認作業は数多く、破壊すべき施設や設備もまだ残っているだろう。

  • そのために、我々は査察団に成功のためのすべての機会を与えなければならない。
  • 2月5日、私は安保理にいくつかの提案をした。その後、その内容をブリックス委員長とエル・バラダイ事務局長に手交した資料に記載し、安保理理事国に伝えた。
  • 提案を貫く精神とは次のようなことである。これは実務的かつ具体的、即時実行に移せ、査察の効率向上を目的とする提案である。安保理決議1441に則し、 したがって新たな決議の採択を要しない。ブリックス委員長、エル・バラダイ事務局長の努力を支援するものである。当然ながら、査察の効率向上のために採用 したい提案は、彼ら自身が最も良く知っている。彼らは報告の中で、我々に有用かつ実務的なコメントをして下さった。

既に発表した通り、フランスは両氏のために、ミラージュ4偵察機を始めとする追加的な手段を提供する用意がある。

  • 批判があるのは承知の上だ。
  • 査察はまったく効果をあげないと考える人もいる。しかし再度申し上げるが、査察は安保理決議1441の基盤そのものであり、結果を出しているのだ。不十分かもしれないが、査察は行われている。
  • 査察の継続は、武力行使を妨げるための時間稼ぎだと考える人もいる。そこで当然イラクに与えられる時間の問題が浮上する。これが議論の核心だ。我々の信頼性と責任感が問題となる。解決する勇気を持とう。
  • 選択肢は二つある。
  • 一見、戦争は最も手っ取り早い選択肢のように思われる。しかし忘れてならないのは、勝利しても、その後は平和の構築が必要だということだ。現実から目をそらしてはならない。イラクの一体性を維持しつつ、力の侵攻によって深刻な打撃を被った国・地域に持続的な安定を回復させるのは、長い道のりで、困難を極めるだろう。
  • これに対し、査察という代替案がある。査察によってこそイラクの効率的 かつ平和的な武装解除に向けて日々前進することができるのだ。結局のとこ ろこの選択肢が最も確実かつ効果があるのではないか。

現 時点では、戦争という道が査察という道よりも短いとは誰も主張できない。また、戦争が終わった暁には、より安全で公正かつ安定した世界に到達できるとは誰 も主張できない。戦争は常に失敗に終わった場合の制裁手段なのである。数多くの問題を抱える現在、これが我々にとって唯一の解決策だろうか。 国連の査察団が成功裡に任務を完遂できるよう、時間を与えよう。その一方で警戒をとかず、ブリックス委員長とエル・バラダイ事務局長に、理事会での定期的 な報告を要請しよう。フランスは3月14日に査察評価のための閣僚級会合の開催を提案する。その時点で、どのような進展があり、どのような課題が残ったか 評価ができる。

以上に鑑み、現時点では武力行使は正当化できない。戦争には代替案がある。それが査察を通じたイラクの武装解除である。早まった武力行使は深刻な結果をもたらすリスクがある。

  • 我々の行動の正当性は、国際社会の結束にかかっている。早まった軍事介入はこの結束に疑いをもたらし、ひいては介入の正当性、いずれはその効果をも失わせる。
  • かかる軍事介入は、すでに傷つき脆弱なこの地域の安定に、計り知れない深刻な結果をもたらすだろう。不正義に対する感情を増幅し、緊張を深刻化させ、さらなる紛争の引き金になりかねない。
  • 我々は皆、テロリズムの情け容赦ない撲滅を優先事項としている。必要なのは断固たる決意である。9月11日の惨劇以来、テロ撲滅は我々の国民に対する一義 的な責任だ。テロという恐ろしい災禍により何度も大打撃を被ってきたフランスは、この闘いに一丸となって挑んでいる。これは人類全体の問題であり、共に 闘っていかねばならない。これこそ、フランスのイニシアティブにより1月20日に行われた安保理会合の意義である。

10日前、アメリカのパウエル国務長官はアルカイダとイラクの 間にあるとされる関係について言及された。我々の同盟国との調査や情報交換によると、現時点でこのような結びつきは立証されていない。しかしながら、現在 異論が唱えられている軍事行動の有用性を、この点を考慮して判断すべきである。軍事介入こそ、テロを醸成する社会、文化、民族の間の対立を悪化させかねな い。

査察団が査察を続行不可能と判断した場合には、武力行使の必要性は排除しないとフランスは常に言ってきた。この場合、安 保理は態度を明らかにし、理事国はその責任を全うすることとなる。このような仮説のもと、2月4日の討議の場で私が主張し、回答を出さねばならない問題を ここに改めて示そう。

  • 即時の武力行使を正当化するような脅威の性質と規模とはどのようなものか
  • かかる軍事介入がはらむ多大なリスクをいかに確実に克服するか

いずれにせよ、このような事態に至れば、国際社会の一体性こそが効果を保証する。同様に、国連こそが、何が起ころうとも、構築すべき平和の中心的存在であり続ける。

議長、
いつ、どのようにして我々が戦争という道に進むのかと恐れている人たちに、私は申し上げたい。安保理は何事についても、そしていかなる時も、性急に、無理解のうちに、疑念や恐怖に屈したりはしない、と。

国連という殿堂において、我々は理想と良心の守護者である。我々の担う重い責任と多大な名誉が、我々に平和的な武装解除を優先させるはずである。

これが、戦争と占領と蛮行を経験したヨーロッパという「古い大陸」の「古い国」、フランスのメッセージだ。アメリカや他 の国々からやってきた解放の戦士たちの恩を忘れない国のメッセージだ。フランスは常に歴史を見据え、人類のために立ち上がってきた。自らの価値観に忠実 に、国際社会全体と、果敢に行動を起こしていきたいと願っている。我々は共により良い世界を作っていくことができると確信している。

ご静聴に感謝申し上げる。

(以上、仮訳。フランス語版のみを正本とする。)

http://www.doc.diplomatie.gouv.fr/BASIS/epic/www/doc/DDW?M=5&K=931987461&W=DATE+%3D+%2714.02.2003%27+ORDER+BY+DATE/Descend

Auteur: Villepin
À New York - 14.02.2003
Titre : INTERVENTION DU MINISTRE DES AFFAIRES ETRANGERES, M. DOMINIQUE DE VILLEPIN, AU CONSEIL DE SECURITE DES NATIONS UNIES

(New York, 14 février 2003)
{^^Iraq^}
Monsieur le Président,
Monsieur le Secrétaire général,
Madame et Messieurs les Ministres,
Messieurs les Ambassadeurs,
Je remercie MM. Blix et El Baradeï pour les indications qu'ils viennent de nous fournir sur la poursuite des inspections en Iraq. Je tiens à nouveau à leur exprimer la confiance et le plein soutien de la France dans leur mission.

*
1 - Vous savez le prix que la France attache, depuis l'origine de la crise iraquienne, à l'unité du Conseil de sécurité. Cette unité repose aujourd'hui sur deux éléments essentiels :

- nous poursuivons ensemble l'objectif d'un désarmement effectif de l'Iraq. Nous avons en ce domaine une obligation de résultat. Ne mettons pas en doute notre engagement commun en ce sens. Nous assumons collectivement cette lourde responsabilité qui ne doit laisser place ni aux arrière-pensées, ni aux procès d'intention. Soyons clairs : aucun d'entre nous n'éprouve la moindre complaisance à l'égard de Saddam Hussein et du régime iraquien.

- en adoptant à l'unanimité la résolution 1441, nous avons collectivement marqué notre accord avec la démarche en deux temps proposée par la France : le choix du désarmement par la voie des inspections et, en cas d'échec de cette stratégie, l'examen par le Conseil de sécurité de toutes les options, y compris celle du recours à la force. C'est bien dans ce scénario d'échec des inspections, et dans ce cas seulement, que pourrait se justifier une seconde résolution.

La question qui se pose aujourd'hui est simple : considérons-nous en conscience que le désarmement par les missions d'inspection est désormais une voie sans issue ? Ou bien, estimons-nous que les possibilités en matière d’inspections offertes par la résolution 1441 n'ont pas encore été toutes explorées ?

En réponse à cette question, la France a deux convictions :
- la première, c'est que l'option des inspections n'a pas été conduite jusqu'à son terme et peut apporter une réponse efficace à l'impératif du désarmement de l'Iraq ;

- la deuxième, c'est qu'un usage de la force serait si lourd de conséquences pour les hommes, pour la région et pour la stabilité internationale qu'il ne saurait être envisagé qu'en dernière extrémité.

2 - Or, que venons-nous d'entendre, à travers le rapport de MM. Blix et El Baradeï ? Nous venons d'entendre que les inspections donnent des résultats. Bien sûr, chacun d'entre nous veut davantage et nous continuerons ensemble à faire pression sur Bagdad pour obtenir plus. Mais les inspections donnent des résultats.

Lors de leurs précédentes interventions au Conseil de sécurité, le 27 janvier, le président exécutif de la CCVINU et le directeur général de l'AIEA avaient identifié précisément les domaines dans lesquels des progrès étaient attendus. Sur plusieurs de ces points, des avancées significatives ont été obtenues :

- dans les domaines chimique et biologique, les Iraquiens ont remis de nouveaux documents aux inspecteurs. Ils ont aussi annoncé la création de commissions d'investigation, dirigées par les anciens responsables des programmes d'armements, conformément aux demandes de M. Blix ;

- dans le domaine balistique, les informations fournies par l'Iraq ont permis aux inspecteurs de progresser également. Nous détenons avec précision les capacités réelles du missile Al-Samoud. Maintenant, il convient de procéder au démantèlement des programmes non-autorisés, conformément aux conclusions de M. Blix ;

- dans le domaine nucléaire, des informations utiles ont été transmises à l'AIEA sur les points les plus importants évoqués par M. El Baradeï le 27 janvier dernier : l'acquisition d'aimants susceptibles de servir à l'enrichissement d'uranium et la liste des contacts entre l'Iraq et le pays susceptible de lui avoir fourni de l'uranium.

Nous sommes là au c.ur de la logique de la résolution 1441, qui doit assurer l'efficacité des inspections grâce à une identification précise des programmes prohibés, puis à leur élimination.

*
3 - Nous sommes tous conscients que le succès des inspections suppose que nous aboutissions à une coopération pleine et entière de l'Iraq. La France n'a cessé de l'exiger.

Des progrès réels commencent à apparaître :
- l'Iraq a accepté le survol de son territoire par des appareils de reconnaissance aérienne ;

- il a permis que des scientifiques iraquiens soient interrogés sans témoins par les inspecteurs ;

- un projet de loi prohibant toutes les activités liées aux programmes d'armes de destruction massive est en cours d'adoption, conformément à une demande ancienne des inspecteurs ;

- l'Iraq doit fournir une liste détaillée des experts ayant assisté en 1991 aux destructions des programmes militaires.

La France attend bien entendu que ces engagements soient durablement vérifiés. Au-delà, nous devons maintenir une forte pression sur l'Iraq pour qu'il aille plus loin dans la voie de la coopération.

4 - Ces progrès nous confortent dans la conviction que la voie des inspections peut être efficace. Mais nous ne devons pas nous dissimuler l'ampleur du travail restant à accomplir : des questions doivent être encore élucidées, des vérifications doivent être conduites, des installations ou des matériels doivent sans doute encore être détruits.

Pour ce faire, nous devons donner aux inspections toutes les chances de réussir.

J'ai fait des propositions le 5 février devant le Conseil. Depuis lors, nous les avons précisées dans un document de travail adressé à MM. Blix et El Baradeï et communiquées aux membres du Conseil.

Quel est leur esprit ? Il s'agit de propositions pratiques et concrètes, qui peuvent être mises en .uvre rapidement et qui sont destinées à renforcer l'efficacité des opérations d'inspection. Elles s'inscrivent dans le cadre de la résolution 1441 et ne nécessitent par conséquent aucune nouvelle résolution du Conseil. Elles doivent venir à l'appui des efforts menés par MM. Blix et El Baradeï. Ils sont naturellement les mieux à même de nous dire celles d'entre elles qu'ils souhaitent retenir pour assurer la meilleure efficacité de leurs travaux. Dans leur rapport, ils nous ont fait des commentaires utiles et opérationnels.

La France a déjà annoncé qu'elle tenait des moyens supplémentaires à la disposition de MM. Blix et El Baradeï, à commencer par ses appareils de surveillance aérienne Mirage IV.

Alors oui, j'entends bien les critiques :
- il y a ceux qui pensent que, dans leur principe, les inspections ne peuvent avoir aucune efficacité. Mais je rappelle que c'est le fondement même de la résolution 1441 et que les inspections donnent des résultats. On peut les juger insuffisantes mais ils sont là.

- il y a ceux qui croient que la poursuite du processus d'inspection serait une sorte de "man.uvre de retardement" visant à empêcher une intervention militaire. Cela pose naturellement la question du temps imparti à l'Iraq. Nous sommes là au centre des débats. Il y va de notre crédibilité et de notre esprit de responsabilité. Ayons le courage de mettre les choses à plat.

Il y a deux options :
- l'option de la guerre peut apparaître a priori la plus rapide. Mais n'oublions pas qu'après avoir gagné la guerre, il faut construire la paix. Et ne nous voilons pas la face : cela sera long et difficile, car il faudra préserver l'unité de l'Iraq, rétablir de manière durable la stabilité dans un pays et une région durement affectés par l'intrusion de la force ;

- face à de telles perspectives, il y a l'alternative offerte par les inspections, qui permet d'avancer de jour en jour dans la voie d'un désarmement efficace et pacifique de l'Iraq. Au bout du compte, ce choix là n'est-il pas le plus sûr et le plus rapide ?

Personne ne peut donc affirmer aujourd'hui que le chemin de la guerre sera plus court que celui des inspections. Personne ne peut affirmer non plus qu'il pourrait déboucher sur un monde plus sûr, plus juste et plus stable. Car la guerre est toujours la sanction d'un échec. Serait-ce notre seul recours face aux nombreux défis actuels ?

Donnons par conséquent aux inspecteurs des Nations unies le temps nécessaire à la réussite de leur mission. Mais soyons ensemble vigilants et demandons à MM.
Blix et El Baradeï de faire régulièrement rapport au Conseil. La France, pour sa part, propose un nouveau rendez-vous le 14 mars au niveau ministériel, pour évaluer la situation. Nous pourrons alors juger des progrès effectués et de ceux restant à accomplir.

5 - Dans ce contexte, l'usage de la force ne se justifie pas aujourd'hui. Il y a une alternative à la guerre : désarmer l'Iraq par les inspections. De plus, un recours prématuré à l'option militaire serait lourd de conséquences.

L'autorité de notre action repose aujourd'hui sur l'unité de la communauté internationale. Une intervention militaire prématurée remettrait en cause cette unité, ce qui lui enlèverait sa légitimité et, dans la durée, son efficacité.

Une telle intervention pourrait avoir des conséquences incalculables pour la stabilité de cette région meurtrie et fragile. Elle renforcerait le sentiment d'injustice, aggraverait les tensions et risquerait d'ouvrir la voie à d'autres conflits.

Nous partageons tous une même priorité, celle de combattre sans merci le terrorisme. Ce combat exige une détermination totale. C'est, depuis la tragédie du 11 septembre, l'une de nos responsabilités premières devant nos peuples. Et la France, qui a été durement touchée à plusieurs reprises par ce terrible fléau, est entièrement mobilisée dans cette lutte qui nous concerne tous et que nous devons mener ensemble. C'est le sens de la réunion du Conseil de sécurité qui s'est tenue le 20 janvier, à l'initiative de la France.

Il y a dix jours, le secrétaire d'Etat américain, M. Powell, a évoqué des liens supposés entre Al Qaïda et le régime de Bagdad. En l'état actuel de nos informations et recherches menées en liaison avec nos alliés, rien ne nous permet d'établir de tels liens. En revanche, nous devons prendre la mesure de l'impact qu'aurait sur ce plan une action militaire contestée actuellement. Une telle intervention ne risquerait-elle pas d'aggraver les fractures entre les sociétés, entre les cultures, entre les peuples, fractures dont se nourrit le terrorisme ?

La France l'a toujours dit : nous n'excluons pas la possibilité qu'un jour il faille recourir à la force, si les rapports des inspecteurs concluaient à l'impossibilité pour les inspections de se poursuivre. Le Conseil devrait alors se prononcer et ses membres auraient à prendre toutes leurs responsabilités.
Et, dans une telle hypothèse, je veux rappeler ici les questions que j'avais soulignées lors de notre dernier débat le 4 février et auxquelles nous devrons bien répondre :

- En quoi la nature et l'ampleur de la menace justifient-elles le recours immédiat à la force ?

- Comment faire en sorte que les risques considérables d'une telle intervention puissent être réellement maîtrisés ?

En tout état de cause, dans une telle éventualité, c'est bien l'unité de la communauté internationale qui serait la garantie de son efficacité. De même, ce sont bien les Nations unies qui resteront demain, quoi qu'il arrive, au c.ur de la paix à construire.

*
* *
Monsieur le Président, à ceux qui se demandent avec angoisse quand et comment nous allons céder à la guerre, je voudrais dire que rien, à aucun moment, au sein de ce Conseil de sécurité, ne sera le fait de la précipitation, de l'incompréhension, de la suspicion ou de la peur.

Dans ce temple des Nations unies, nous sommes les gardiens d'un idéal, nous sommes les gardiens d'une conscience. La lourde responsabilité et l'immense honneur qui sont les nôtres doivent nous conduire à donner la priorité au désarmement dans la paix.

Et c'est un vieux pays, la France, un vieux continent comme le mien, l'Europe, qui vous le dit aujourd'hui, qui a connu les guerres, l'occupation, la barbarie. Un pays qui n'oublie pas et qui sait tout ce qu'il doit aux combattants de la liberté venus d'Amérique et d'ailleurs. Et qui pourtant n'a cessé de se tenir debout face à l'Histoire et devant les hommes. Fidèle à ses valeurs, il veut agir résolument avec tous les membres de la communauté internationale. Il croit en notre capacité à construire ensemble un monde meilleur.

Je vous remercie./.

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