2008年4月4日

日本の常任理事国入りについて


Paris, France
このエントリーでは、典型的に右派が賛成、左派が反対する「日本の常任理事国入り」について考えていこうと思います。まず、「日本の常任理事国入り」賛成派の根拠となるロジックは、日本が国連において担っている責任と負担は常任理事国以上であり加入は当然というモノです。一方、反対派は、不可能なモノを望んでこれ以上反日国家との関係を悪化させたくないという意見です。どちらも真っ 当なモノに思えます(最後に賛成派と反対派のリンクがあります)。


ココは不可能な常任理事国入りにこだわってイメージを落とすより、日本 には堂々と国連の偽善と不平等を糾弾してほしいです。具体的には、拒否権を持つ国際連合安全保障理事会の常任理事国の廃止を提案します。提案が通る可能性 は、日本の常任理事国入りより可能性より遥かに低いですが(何たって拒否権を持つ五国全てが賛成するはずが無いですから。)、日本には不正義を指摘する権利はあります。そして提案が拒否されてから、世界の国が納得する正論を吐いてほしいです。こんな風に。

今回の日本の提案の拒否は、国連の全ての国が平等の権利を持つという理念が踏みにじられたことを意味する。現在の常任理事国は民主的に選ばれたとは到底言えない。歴史を思い返 せば、パリ講和会議で提案された日本による人種差別撤廃案は、既得権を持つ国々によって退けられたが、現在は国連の理念として高らかに唱われている。歴史が今後も平等と民主主義という疑いの無い正義の方向に進むという視点に立てば、今回の日本の提案は長期的には必ず受け入れられるはずだ。国連の不正義を指摘することは、平等と民主主義を理念とする日本の義務で、国連に対する日本の貢献だ。今後も、日本はぜったいに諦めない。

日本はパリ講和会議に おいて世界で初めて、人種差別撤廃案を提出した国として知られています。現在においても、日本は国連の不正義を指摘するだけの実力と気迫を持った国だと信じています。上記の案が実際に国連に提出されれば、常任理事国は拒否権を使用するでしょうが、論理的に反論することは不可能でしょう。もちろん、反日と言われる国も含めて常任理事国以外の国々も賛成するでしょう。それに比べると、現在の日本の主張は、一言で言うとカッコわるくて、戦略的にはヘタクソです。

常任理事国入れてください。国連の分担金は、世界で二番目に払ってるし、アメリカを除く常任理事国4国の合計より多いんです。もし加入が難しいようでした ら、拒否権無しの常任理事国でも良いです。(アジアやアフリカの国々に対して、)ODAで援助しているんだから、日本の常任理事国入りに賛成してくださ い。賛成してくれれば、ODAの額も増やします。

これでは、お金のことしか言ってなくて、どのような理念で世界をどのように良い方に変えるか何も言ってません。常任理事国になれるはずも無いし、その他の国も白けてしまいます。僕はフランスに滞在していてフランス人の正論を主張する性格に少し感化されている/毒されているかも知れません。イラク戦争開戦に国連決議への拒否権にも言及しながら、アメリカに正論を説き続けたフランス は、正しかったし、世界の国々にもその正しさをアピールできたと考えています。フランスは正論を吐く国で、また正論に反対できない国です。実際、パリ講和会議で日本によって人種差別撤廃案を提出されたときにもフランスは賛成票を投じています。しかも優位な白人国家として、世界各地に植民地を持ちながらでし た。もし仮に、上記の常任理事国の廃止が提案されれば、僕はフランスは反対できないと考えています。そう言う国だと分かってきました。

賛成派:
反対派:
常任理事国の拒否権廃止:

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