2008年4月30日

フランスを変えるための300の決定(1/3)


Paris, France
フランスは伝統的に福祉重視の国でした。1789年からのフランス革命で絶対王権を打ち倒し、市民の資本家たちの自由主義的な風潮を経て、労働者の側に立った福祉の国が誕生しました。しかし、現在のサルコジ大統領は、福祉重視の国づくりから自由主義的な国づくりに転換しようとしていると言われています。

福祉重視と自由重視では、実際の政策に取り得る選択も違ってきます。フランスでは過去長期的に高失業率が問題となってきました。福祉重視では失業した人への手当を充実させます。セーフティネットの充実は社会を安定化する良い面もありますが、勤労意欲の減退や慢性的な低成長によってさらに失業率が上がるという弊害が指摘されています。自由重視の政策では、企業の経済活動を自由化することで(例えば雇用の制限など)企業の成長を実現して、失業率自体を下げようというものです。間もなく大統領就任一周年を迎えるサルコジ大統領の政策はこれからが見所です。

決定は316個あって、少し分量が多いのでこのエントリーでは3分の1だけ紹介します。決定の番号でいうと1〜114までです。本では、教育(1節)、起業支援(2節)、技術(3節)というような分野がカバーされています。

始まり、知ること(AU COMMENCEMENT, LE SAVOIR)
  • 独創的で確実な世代を形づくる教育
    (UNE ÉDUCATION QUI FORME DES GÉNÉRATIONS CRÉATIVES ET CONFIANTES)
1. 幼稚園や保育所の数を増やし、彼らのより良い形成を目指す
2. 英語、情報処理、経済のワーキングループを最初の<共通基盤>に加える
3. 初等教育における落第を避けるための方法を設ける
4. 小学校と中学校の更なる自治に同意する
5. 先生の生徒を育てる能力を評価する
6. 両親に彼らの子供をどの学校に入れるか自由な選択を認める
7. キャリアの方向性の情報を再考し、勉学以外の素質について更なる責任を負う
8. 企業のインターンシップを改善する
9. 革新の競争を促進する
10. 中学に毎日の市民のサービスを設置する
  • 世界最高峰レベルの大学全体/研究
    (UN ENSEMBLE UNIVERSITÉ/RECHERCHE À L’ÉGAL DES MEILLEURS MONDIAUX)
11. グランゼコールへの特別進学クラスの生徒と同じぐらいの教授スタッフを学士の学生にも徐々に与える
12. 大学の修士課程の1年間のインターンシップを一般化する
13. 交代で組織を強化する
14. 職業経験の後または間の大学への復帰を奨励する
15. 雇用者とインターン生の財力と分野の企業をよく組織する
16. 大学が夜間クラスを設置するように奨励し、もっと長い期間の学習の割り振りの規則を緩和する
17. 学位号取得のために、授業に関わる仕事をして最も成績の良い給与をもらう生徒にヨーロッパ単位互換制度(ECTS)のクレジットを与える
18. 宿舎手当金や最高教育の奨励金を受け取る資格の計算において、職の収入の一部を問題にしない
19. 大学の自治を強化する
20. 各最高峰の教育の施設の能力の評価を強化する
21. 先の決定を達成するために、最高峰の教育に支給された方法を増やす
22. 民間出資を改善する
23. 職業の大学を制度化する
24. 学際的性格で優秀さで結びついた世界的規模の大学の10の中心を特徴づける
25. フランスがEU議長のときに、ヨーロッパの大学の年間ランキングの樹立を提案する
26. 外国語の授業を改善する
27. 学生、教員、外国人研究者の受け入れを改善し、関連するVISAを全て見直す
28. 世界の優れた教員にさらに開く
29. 計画や性能への公的な研究にさらに出資する
30. 教員/研究者の身分を再編成する
31. 発見の価値を高めたり、応用するために公的研究をさらに援助する
32. 民間研究を改善する

優先事項:極小企業(TPE)と中小企業(PME)の援助
(UNE PRIORITÉ : AIDER LES TPE ET LES PME)

33. 従業員20人以下の小企業の援助の行政機関を創る
34. 極小企業(TPE)の援助の行政機関の内部に起業専門の窓口を設ける
35. 極小企業(TPE)の相談と出資へのアクセスを容易にする
36. 中小企業(PME)の公的市場へのアクセスを容易にする
37. 従業員250人以下の中小企業(PME)全てに唯一の代表を設置する
38. もし可能なら法によって、引き渡しの日の30日以下の支払いを中小企業(PME)に課す
39. 中小企業(PME)の付加価値税(TVA)の払い戻し期間を10日に減らす
40. 中小企業(PME)のAlternext証券取引所へのアクセスを容易にする
41. ファンドや銀行の中小企業(PME)への出資を引きつける
42. 起業支援・イノベーション振興機構(OSEO)の現在のファンドとフランス投資(France Investissement)をさらに高めた機構に統合する
43. 債権者間の待遇の均衡を回復する
44. 大企業と中小企業(PME)の間の商取引を容易にする<歩道橋(passerelle)>のプログラムを強化する
45. 大企業へ毎年、中小企業(PME)に対して実現した購買の一部について公表を求める
46. 企業の開始を簡易化する
47. 中小企業(PME)の適合性を簡易化する
48. 極小企業(TPE)を社会体制と特殊税制を受けさせる

不足しないための革新(LES RÉVOLUTIONS À NE PAS MANQUER)
  • デジタル化、成長へのパスポート
    (LE NUMÉRIQUE, PASSEPORT DE LA CROISSANCE)
49. 2011年まで最適デジタル保護を保証する
50. 2016年までに大容量アクセスを実現する
51. 全員にデジタルネットワークへのアクセスを容易にする
52. 平等にデジタル配当を再開する
53. デジタルの安心と安全に関してヨーロッパ保証を強化する
54. 国内の規則と保証を強化する
55. RFIDの管理者オペレータの独立を注意深く見守る
56. 電子署名の利用を容易にして安全にする
57. インターネット接続提供業者に分担金を払う
58. ソフトウェア所有者とフリーソフトとの競争を促進する
59. 日刊紙の印刷所に置いて生産と採用の自由を実際に可能にする
60. 配置変更によって、使用料と宣伝収入を徴収することで中身に割かれた資源を強化する
61. 新規参入者への4番目の免許の恩恵の条件を公平に振り分ける
62. デジタル開発のプログラムを提案するために、フランスがEU議長であることを利用する
63. デジタルの高度委員会の地位を創る
64. 電子通信及び郵便監督庁(ARCEP)と視聴覚最高評議会(CSA)を調整する
65. ナノテクノロジーへの公的・私的研究を大量に新たに方向付ける
  • 健康、成長へのチャンス
    (LA SANTÉ, UNE CHANCE POUR LA CROISSANCE)
66. 健康の分野で予防を大量に発展させる
67. 安定した規定に関する環境を設置する
68. 臨床の研究とテストを発展させる
69. バイオテクノロジーの起業の競争力を成長させる
70. 保健と薬学の研究を発展させる
71. 医師の育成と各地における医師の定着の再開を改善する
72. 医療行為を合理化し、自宅療養を発展させる
73. 在宅医療を発展させ
74. 相関のある新しい市場を満足させる
75. ケアの提供の周辺サービスの外部化を組織する
76. 外国の患者の受け入れの提供を発展させる
77. 競争力の中核のなかで神経科学とデジタルと心理学を同調するために、私的・公的研究に出資する
78. さらに分散した規律を連邦するため大学の新しい授業を創る(医学、数学、神経画像、生命工学)
  • 持続可能な開発への機会
    (LES OPPORTUNITÉS DU DÉVELOPPEMENT DURABLE)
79. 風力工業を発展させる
80. 太陽エネルギーを発展させる
81. 集団や個人の無害な自動車のためにエネルギー蓄積の研究のプログラムを著しく強化する
82. 生物量の頼りになる手段を発展させる
83. 水素の関連産業を促進する
84. CO2の収集、蓄積の研究・開発を発展させる
85. 原子力の役割と中央の建設の周期を維持する
86. 原子力における国家の役割を維持する
87. 鉱山資源の調達を安全化する
88. エネルギーのヨーロッパ政策を発展させる
89. 遺伝子組み換え生物が無害であることを評価するために関係する研究を著しく発展させる
90. 議論の余地のない報告のために必要な方法のヨーロッパと国内の決定機関の認可を支給する
91. 緑化技術と通信技術を取り込んだ、最低でも50.000ヘクタールの地区か町であるエコポリスを2012年までに10個建設する
92. 環境保全に向けた税制を方向付ける
93. 2009年1月1日から、さしあたり全電気、電気とハイブリットの自動車を公的行政によって排他的購買を課す
94. 情報機器の消費電力を節約する規律を課す。それらは2015年までに50%消費を削減しなければならない
95. エネルギー効率の点で最もよい利用可能な技術を各公的な購買に課す
  • フランスを世界の中心に位置づけるインフラストラクチャ
    (DES INFRASTRUCTURES PLAÇANT LA FRANCE AU COEUR DU MONDE)
96. 付加価値税(TVA)の仕組みをオペレーションごとに選ぶことを認めるオプションの権利を設立する (義務/控除)
97. フランスの当事者に不利な条件を与えないために、出資規制と奨励金をイギリスのそれと調和させる
98. パリの財政の場所を促進する使命と共に、銀行委員会と保険と共済の管理当局を再編成する
99. 高度に質の高い外国人を受け入れる条件を改善する
100. 国際財政の活動の出現を容易にするために、職業上の英語の教育を著しく発展させる
101. モデル化に捧げられた講座に出資するために高度な教育と財政制度の間の共同の発議を増大させる
102. 4半期に公表される魅力の指針をパリの地に与える
103. 財政のチャンピオンを表現できるように、調整する様々な構成を変更する
104. ローコストな飛行機を開発する
105. シャルルドゴール空港をヨーロッパNo.1の空港にする
106. Le Havre、マルセイユ、ナントを3つをヨーロッパ規模の港町にする
107. 旅行者の要求への提供に適応する
108. フランスから外国への販売促進へ割く私的な予算を増やす
109. フランスのホテルの等級を国際的な等級と調和させる。そして、ヨーロッパの等級を奨励する
110. エコツーリズムを発展させる
111. 町の中で旅行者の消費を促進させる
112. 観光ビジネスを発展させる
113. 急激な発展途上国からの旅行者のためのVISAや受け入れの政策を見直す
  • 人へのサービス、明日の保有部門
    (LES SERVICES À LA PERSONNE, UN SECTEUR PORTEUR DE DEMAIN)
114. 人によってサービスの中で、職業の形成とコースを改善し、仕事の条件をもっと魅力的にする

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